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北海道セプテンバーセールが開催される

  • 2023年09月22日
  • ヒシストーミイ2022の落札時
    ヒシストーミイ2022の落札時
  • あいさつする古川雅且代表理事組合長
    あいさつする古川雅且代表理事組合長
  • 16頭を購買したJRA日本中央競馬会のマイクロチップ検査
    16頭を購買したJRA日本中央競馬会のマイクロチップ検査

 9月19日、20日、21日の3日間、新ひだか町静内神森にある北海道市場において、日高軽種馬農業協同組合(古川雅且代表理事組合長)の主催で北海道セプテンバーセールが開催された。

 せりには532頭が上場され、402頭が売却された。売却率は75.6%、売却総額は2,313,300,000円(税込、以下同)、平均価格は5,754,477円、中間価格は4,400,000円。2019年に開設されて以来、売却総額は北海道セプテンバーセールの新記録を樹立した。

 好成績を収めた北海道セレクションセール、北海道サマーセールを受けての北海道セプテンバーセールは、セール前日の9月18日に千葉県の中山競馬場にて行われたセントライト記念(G2)において、2021年の北海道セプテンバーセール取引馬のレーベンスティールが優勝。北海道セプテンバーセール取引馬として初めてJRAの重賞競走を制覇すると同時に菊花賞(G1)の最有力候補に名乗りをあげた。

 せりの開催にあたりあいさつに立った古川代表理事組合長は、北海道セレクションセール、北海道サマーセールの盛況と、レーベンスティールの活躍にふれ「今日から始まるセプテンバーセールは3日間で530頭余りの馬が上場されます。秋を迎えて馬体の成長した馬が多数上場されております。ぜひ、活発なお声がけと活発なご購買をお願いいたします」と頭を下げた。

 時おり激しい雨や雷が鳴るなか、最高価格で取引されたのは19日に上場された上場番号47番のヒシストーミイ2022で27,500,000円。父は初年度産駒の2歳が絶好調のスワーヴリチャード、購買者は大阪府の(株)キャピタル・システム、販売申込者は日高町庫富にある若林順一氏になる。

 牝馬の最高価格は19日に上場された上場番号75番のマルモセーラ2022で18,150,000円。父はレーベンスティールと同じリアルスティール、母はファンタジーS(G3)優勝馬、購買者は(株)レッドマジック、販売申込者は浦河町西舎にある(株)オカモトファームになる。

 購買登録者はオンライン参加の64名を含め1,134名。オンラインビッドのログイン者数は延べ118名、オンラインビッド応札数は268、オンラインビッド応札上場馬数は76頭、オンラインビッド落札数は19頭、オンラインビッド落札額は105,160,000円だった。

 トップバイヤーはJRA日本中央競馬会で3日間で合計16頭を総額142,120,000円で落札。地方競馬馬主団体の補助馬購買も盛んで、8つの団体が個人名で77頭を総額441,870,000円で購買した。