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サンダースノー産駒がJRA初勝利

  • 2023年09月20日
  • 産駒がJRA初勝利を記録したサンダースノー
    産駒がJRA初勝利を記録したサンダースノー
  • 現役時代はドバイワールドC(G1)を史上初の連覇
    現役時代はドバイワールドC(G1)を史上初の連覇
  • 4年連続で100頭以上の交配をする人気種牡馬
    4年連続で100頭以上の交配をする人気種牡馬

 9月17日、第4回中山競馬第4日目第3競走の2歳未勝利戦(ダート・右1800m)において、内田博幸騎手が騎乗した2番人気のサンダーアラートが、直線で力強い末脚を発揮して後続に2馬身半差を付けて1分56秒3のタイムで優勝し、サンダースノー産駒はJRA初勝利を記録した。

 サンダースノーのファーストクロップとしてJRA初勝利を記録したサンダーアラートは、母がテイクウォーニング、母の父がディープスカイという血統の牡の栗毛。ゴドルフィンの所有馬、美浦の田中博康厩舎の管理馬、日高町富浜にあるダーレー・ジャパンファームで生産された。

 2023年フレッシュマンサイアーの産駒のJRA初勝利は、ブリックスアンドモルタル、スワーヴリチャード、アルアイン、ロジャーバローズ、レイデオロ、シュヴァルグラン、ニューイヤーズデイ、カリフォルニアクローム、アドミラブル、ゴールデンバローズに続いて11頭目。サンダースノーにとっては、17頭の出走、通算35戦目で待望のJRA初勝利だった。

 2023年フレッシュマンサイアーとして11頭目のJRA初勝利を記録したサンダースノーは、父がヘルメット、母がイースタンジョイ、母の父がドバイデスティネーションという血統。アイルランド生まれの鹿毛で今年9歳になる。

 現役時代のサンダースノーは、2016年にデビューすると早くから頭角を現し、クリテリヨムアンテルナシヨナル(G1)でG1初制覇。3歳時にはジャンプラ賞(G1)のほか、UAE2000ギニー(G3)、日本からエピカリスなどが出走したUAEダービー(G2)を制覇した。古馬になってからは2018年、2019年に史上初のドバイワールドC(G1)連覇を達成。芝・ダートを問わず2歳から5歳まで4年連続でG1競走に勝利するなど、24戦8勝2着7回3着4回の成績を残した。

 現役引退後の2020年に日高町富浜にあるダーレー・ジャパン スタリオン コンプレックスで種牡馬入り。生産牧場や繁殖牝馬所有者から絶大な支持を得ており、種牡馬1年目は152頭、2年目は160頭、3年目は124頭、4年目の今年は145頭に交配したという。初年度産駒の生産頭数は93頭で92頭が血統登録されている。