アドミラブル産駒がJRA初勝利
9月9日、第4回阪神競馬第1日目第5競走の2歳新馬戦(芝・右1400m)において、和田竜二騎手が騎乗した3番人気のメイショウサチダケが後続に3馬身の差を付け1分22秒9のタイムでゴールインし、アドミラブル産駒はJRA初勝利を記録した。
父の産駒としてJRA初勝利を刻んだメイショウサチダケは、母がメイショウハバネラ、母の父がアイルハヴアナザーという血統の牡の鹿毛。松本好雄氏の所有馬、栗東の鈴木孝志厩舎の管理馬、浦河町杵臼にあるまるとみ冨岡牧場の生産になる。
2023年ファーストシーズンサイアーの産駒のJRA初勝利は、ブリックスアンドモルタル、スワーヴリチャード、アルアイン、ロジャーバローズ、レイデオロ、シュヴァルグラン、ニューイヤーズデイ、カリフォルニアクロームに続いて9頭目。アドミラブル自身にとってはデビュー7頭目、通算15戦目でのうれしいJRA初勝利になった。
2023年ファーストシーズンサイアーとして9頭目のJRA初勝利を記録したアドミラブルは、父がディープインパクト、母がスカーレット、母の父がシンボリクリスエスという血統で鹿毛の9歳。安平町にあるノーザンファームの生産馬で、母のきょうだいには2007年の皐月賞馬ヴィクトリー、2005年の京都大賞典(G2)などを制覇したリンカーン、近親には1996年の日本ダービー馬フサイチコンコルド、2009年の皐月賞馬アンライバルドがいる。
アドミラブルの現役時代の競走成績は5戦3勝3着1回。近藤英子氏の所有馬、栗東の音無秀孝厩舎の管理馬としてデビュー2戦目の初勝利から破竹の3連勝で青葉賞(G2)を制覇。1番人気に支持された日本ダービー(G1)は、後方から上り3ハロン33.3秒の豪脚で追い込むもレイデオロ、スワーヴリチャードに次ぐ3着に終わった。
現役引退後は2020年から浦河町西幌別にあるイーストスタッドで種牡馬入り。種牡馬1年目は70頭と交配され、初年度産駒の血統登録数は34頭になる。
産駒のJRA初勝利に事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーは「軽快に飛ばして後続に3馬身差の完勝でした。これからの活躍が楽しみです」と喜びを爆発させた。