馬産地ニュース

JRA日本中央競馬会の北海道サマーセール購買馬が宮崎育成牧場に移動

  • 2023年09月15日
  • 輸送の準備をするJRA購買馬
    輸送の準備をするJRA購買馬
  • 宮崎育成牧場行きの馬運車に乗り込んだ
    宮崎育成牧場行きの馬運車に乗り込んだ
  • 生産者やコンサイナーをねぎらう大村昂也業務課長
    生産者やコンサイナーをねぎらう大村昂也業務課長

 9月5日、JRA日本中央競馬会が北海道サマーセールで購買した1歳馬が、宮崎県宮崎市にあるJRA宮崎育成牧場に移動した。

 JRAは、新ひだか町静内神森にある北海道市場にて、8月21日から25日にかけて開かれた北海道サマーセールにおいて、総額275,990,000円(税込)で34頭(牡13頭、牝21頭)を購買。34頭のうち宮崎育成牧場には、15,400,000円(税込)で購買したノーブルミッション産駒のピエナアマゾン2022(牡)、5,500,000円(税込)で購買したマクフィ産駒のビジャリカ2022(牝)、11,000,000円(税込)で購買したミスターメロディ産駒のウンベラータ2022(牡)、3,300,000円(税込)で購買したフォーウィールドライブ産駒のカレンマーガレット2022(牝)、9,900,000円(税込)で購買したフィエールマン産駒のシエルクレール2022(牝)、14,300,000円(税込)で購買したルヴァンスレーヴ産駒のハートフルデイズ2022(牡)の6頭が管理されることになった。

 この6頭は北海道セレクションセールでJRAが購買してJRA日高育成牧場に繋養していた6頭とともに合計12頭で移動。サマーセール組の6頭のうち5頭を北海道市場の馬積み下ろし場に集め、JRA職員によるマイクロチップ検査で個体確認をした後で馬運車に積み込んだ。

 宮崎育成牧場の大村昂也業務課長は「本日はお集まりいただきありがとうございます。先に購買したセレクションセールの6頭と12頭で宮崎育成牧場へ連れていって、来年のブリーズアップセールを目指して馴致していきます。順調に育成したあとブリーズアップセールに上場して、JRAの競走馬になれるようわれわれも頑張っていきます。この後も注目していただければとおもいます」と、愛馬を連れてきた生産者やコンサイナーにあいさつした。

  

 宮崎行きの12頭は陸路で函館へ向かい、函館からはフェリーで本州に上陸。その後、新潟競馬場で一泊し、8日早朝、宮崎育成牧場に到着したという。到着後は昼夜放牧をして環境に慣れてから、さきに入厩している九州市場と八戸市場の購買馬、ホームブレッドと一緒に馴致を開始する予定だ。