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JRA北海道シリーズの札幌開催が閉幕

  • 2023年09月11日
  • 2開催14日間で183,322人が来場した札幌競馬場
    2開催14日間で183,322人が来場した札幌競馬場
  • 札幌2歳S(G3)を制覇したセットアップ
    札幌2歳S(G3)を制覇したセットアップ
  • 札幌リーディングジョッキーは横山武史騎手
    札幌リーディングジョッキーは横山武史騎手

 9月3日、札幌市中央区にある札幌競馬場において、7月22日から開催されていたJRA北海道シリーズの札幌開催が閉幕した。

 函館開催に続き、コロナ禍前の2019年以来4年ぶりに入場制限のない通常開催となった札幌開催は、2開催14日間で183,322人が来場。昨年より35,614人増加した。14日間合計の売得金は127,071,305,200円。前年比で103.76%だった。

 最終週の9月2日には札幌2歳S(G3)が行われ、昨年の北海道セレクションセール取引馬のセットアップが逃げ切り勝ち。日本軽種馬協会静内種馬場で供用されるデクラレーションオブウォーの産駒からタマモブラックタイに続く重賞勝ち馬が誕生し、その走りに来年のクラシックを期待する声が高まった。

 今年の札幌開催は気温30度を超える猛暑が続いたとおもえば、2023ワールドオールスタージョッキーズが行われた週は、激しい雷雨であわや開催が中止になるのではというほど。例年以上に天候に左右される開催となった。そんななかでも競馬場に訪れた競馬ファンは、ファンファーレが鳴るたびに拍手を送り、応援する人馬が優勝すると「おめでとう」と祝福の言葉を送った。

 札幌開催のリーディングジョッキーは、22勝を挙げた横山武史騎手が獲得。3年連続3回目のリーディングジョッキーに輝いた横山武史騎手は「函館開催のリーディングは残念ながら取ることができなかったので、札幌開催ではリーディングを取れて良かったです。函館で重賞を勝つところからスタートして、札幌の最終週にも重賞を勝つことができ、始まりから終わりまで本当に充実していました。何より怪我や騎乗停止も無かったので、とても良い北海道開催になったとおもいます。また、秋競馬も始まりますが、ジョッキーも皆頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします」とよろこんだ。2位は16勝の武豊騎手、3位は13勝のC.ルメール騎手だった。

 札幌開催の閉幕をもって6月10日に函館競馬場から始まった今年のJRA北海道シリーズは全日程を終了。函館と札幌開催を合わせた入場人員は全4開催26日間で266,529人。売得金は217,389,367,500円だった。JRA北海道シリーズのリーディングは36勝の横山武騎手に輝いた。