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ディープインパクトを辿るツアーが行われる

  • 2023年09月08日
  • 80人が参加したディープインパクトを巡るツアー
    80人が参加したディープインパクトを巡るツアー
  • ディープインパクトと所縁のある種牡馬を見学
    ディープインパクトと所縁のある種牡馬を見学
  • ディープインパクトの思い出を語ったトークショー
    ディープインパクトの思い出を語ったトークショー

 8月26日、苫小牧市美沢にあるノーザンホースパークは、ディープインパクトを辿るツアーを開催した。

 このツアーは、ノーザンホースパーク内にディープインパクトの名を冠にした新エリア「ディープインパクトゲート」のオープンを記念して、ディープインパクトの思い出と魅力を分かち合うイベント。全国から80人が参加した。

 安平町早来源武にあるノーザンファームで2002年に誕生したディープインパクトは、2005年に日本競馬史上2頭目となる無敗での中央競馬クラシック三冠を達成。2008年には28頭目の顕彰馬に選出された。通算14戦12勝の成績を残し2007年に安平町早来源武にある社台スタリオンステーションで種牡馬入り。種牡馬としては2012年から2022年まで11年連続でリーディングサイアーを獲得している。日本ダービー(G1)は最多の7勝、2012年にはジェンティルドンナが牝馬三冠を、2020年にはコントレイルが無敗でのクラシック三冠を父仔2代で達成。ラストクロップとなった2020年生まれの12頭のうち、オーギュストロダンはイギリスダービー(G1)とアイリッシュダービー(G1)を制覇するなど、産駒は海をまたいでの活躍を見せている。

 ツアーでは通常は一般の立ち入りを制限している社台スタリオンステーションを訪問。ディープインパクトの後継種牡馬であるキズナ、コントレイル、サトノダイヤモンド、ダノンキングリー、ミッキーアイル、リアルスティールのほか、ディープインパクトの全兄となるブラックタイドの代表産駒であるキタサンブラック、ディープインパクトの母として知られるウインドインハーヘアが曽祖母になるレイデオロといった、ディープインパクトと所縁のある種牡馬を見学した。

 ノーザンホースパークではディープインパクトゲートを見学したほか、競馬ライターの村本浩平さんと社台スタリオンステーション事務局の三輪圭祐さんによるトークショーを開催。村本さんは育成時代のディープインパクトの印象や種牡馬になってから取材した際のディープインパクトの思い出を、三輪さんは種牡馬時代のディープインパクトの様子や性格、エピソードなどを披露した。