JRA日本中央競馬会のセレクションセール購買馬が日高育成牧場に入厩
8月2日、JRA日本中央競馬会が北海道セレクションセールで購買した1歳馬が、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場に入厩した。
JRAは7月25日、26日に新ひだか町静内神森にある北海道市場を会場に開催された北海道セレクションセールにおいて、牡10頭、牝9頭の合計19頭を、総額233,200,000円(税込)で購買。父馬別ではゴールドドリームとリアルスティールが2頭、オルフェーヴル、カリフォルニアクローム、キズナ、キタサンブラック、サトノクラウン、シルバーステート、タワーオブロンドン、ディスクリートキャット、ノーブルミッション、パイロ、バゴ、ブリックスアンドモルタル、ミスターメロディ、ミッキーアイル、レイデオロが各1頭となった。
19頭は、午前に牝馬9頭、午後に牡馬10頭と性別に分けて入厩。各飼養先から移動してきた19頭は、日高育成牧場の浮島理場長や遠藤祥郎業務課長ら職員によるメディカル検査、歩様チェック、マイクロチップ検査、馬体重測定を終えると、用意された馬房へ向かった。今後はJRA育成馬として来年のブリーズアップセールへ向けて管理されることになる。
移動を終えた牧場関係者に対し浮島場長は「本日は時間とおりに入厩にご協力いただきありがとうございます。これからここ日高育成牧場と宮崎育成牧場で育成します。しばらく昼夜放牧をしてからブレーキングなどの馴致を始めます。みなさまの育てた大事な愛馬ですので、いつでも気楽な気持ちで、うちのほうに見に来ていただければとおもっております。また、ブリーズアップセールの前、4月の上旬に育成馬展示会もございますので、成長ぶりを確認していただければとおもいます。大切にお預かりいたします」とあいさつ。購買に関わった遠藤課長は「今年のセレクションセールはとても活況のあるせりで、私どもとしてはなかなか買えなくて苦戦しましたが、昨年以上に盛り上がっていて馬産地としては良い傾向とおもいました。そんななかでも19頭購買できました。来年のブリーズアップセールで目玉になるような馬を仕入れるつもりでせりに臨みましたが、新種牡馬の産駒のノーブルミッションをはじめ、いろいろなタイプの馬を仕入れることができて満足しています。これらのなかから4月の段階で動きの良い馬が目玉になってくれればいいなとおもいます。19頭は馴致が始まるまで昼夜放牧をします。このなかから5~6頭は宮崎育成牧場へ移動させる予定です」と話した。