馬産地ニュース

子どもたちがタイトルホルダーと対面

  • 2023年08月07日
  • タイトルホルダーと対面した子どもたち
    タイトルホルダーと対面した子どもたち
  • ノルマンディーファームの坂路を駆け上がる17人
    ノルマンディーファームの坂路を駆け上がる17人
  • タイトルホルダーについて質問した
    タイトルホルダーについて質問した

 7月31日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowaの主催による「タイトルホルダーに会いに行こう!」が開催され、日高管内に住む子どもたちが、新ひだか町静内豊畑にあるノルマンディーファームにおいて、タイトルホルダーと対面した。

 一般社団法人umanowaは、馬産地新ひだか町にて「馬を通して繋がる、結ぶ」活動を行なっている非営利法人。ふだんはひだかうまキッズ探検隊や新ひだか町で馬を活用した学校授業、馬産地日高オリジナルグッズ製作などをしている。

 今回の企画は岡田スタッドグループが協力。当日は日高管内の小学校3年生から6年生17人が集まった。

 ノルマンディーファームは約20年前に開場した、新ひだか町を中心にサラブレッドの生産や育成を行う岡田スタッドグループのひとつ。敷地面積は約110ヘクタールでウォーキングマシーン5基、トレッドミル1基、800mウッドチップ坂路、850mダートトラック馬場などがある。約120頭が育成されており、タイトルホルダーのほか、デアリングタクト、マツリダゴッホ、サウンドトゥルーなど数多くの活躍馬が育成されたことでも知られる。

 当日、旧JR静内駅に集まった17人は、一般社団法人umanowaが手配した貸し切りバスでノルマンディーファームへ移動。到着すると岡田スタッドグループの岡田牧雄氏の歓迎を受けた。

 岡田氏はノルマンディーファームの概要について説明。続いて子どもたちは800mのウッドチップ坂路コースに入り、一気にゴール地点まで駆け足で登っていった。

 その後、子どもたちはタイトルホルダーのほか、2020年の三冠牝馬デアリングタクト、今年のスプリングS(G2)2着のホウオウビスケッツ、2014年のスプリンターズS(G1)などを制覇したスノードラゴンなどと対面した。

 子どもたちは「タイトルイホルダーの誕生日は?」、「現在の馬体重は何キロですか?」、「どんな性格をしていますか?」、「どんなレースに勝っているのですか?」、「お母さんの名前は?」、「お父さんの名前を教えてください」、「レースではどんな走り方をするのですか?」など質問。岡田氏は子どもたちの質問に答えた後「タイトルホルダーは明日(8月1日)福島県にあるノルマンディーファーム小野町に移動します。それから厩舎に移動して、秋はオールカマー(G2)からジャパンC(G1)、有馬記念(G1)と3戦を予定しています。結果次第ですが、そのあとは種牡馬にするつもりです。お父さんのドゥラメンテは種牡馬になって5年で死んでしまいましたので、その後継種牡馬として子どもを残したいとおもっています」と青写真を語った。

 子どもたちはタイトルホルダーとに記念写真に納まり、「がんばってー」と馬房に戻るタイトルホルダーにエールを送った。

 最後は岡田スタッドでサウンドトゥルーと対面。名馬との出合いは馬産地日高の子どもたちにとって夏休みの素敵な思い出になったようだ。