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浦河町立図書館で内藤律子さんの写真展が始まる

  • 2023年08月07日
  • 浦河町立図書館で始まった写真展
    浦河町立図書館で始まった写真展
  • 2024年度版サラブレッドカレンダー
    2024年度版サラブレッドカレンダー
  • 42点の作品が展示されている
    42点の作品が展示されている

 7月27日、浦河町大通にある浦河町立図書館において、「内藤律子サラブレッド写真展2023 私の写真歴part4&… 2024年度版カレンダー展」が始まった。期間は8月31日まで。時間は火曜、木曜から日曜が10時から18時、水曜は10時から20時。休館は月曜、7月30日、8月25日。入場は無料。

 この写真展は浦河町立図書館の主催。2001年から毎年夏に開催しており、今年で23年連続になる。

 内藤さんは埼玉県出身。東京写真専門学校を卒業し、MYスタジオを経て今井寿恵氏に師事。日本写真家協会会員。平成9年から浦河町に在住している。

 1976年にAPA入選、1980年にJPS奨励賞、1990年にJRA馬事文化賞を受賞した。1979年に新宿ニコンサロンにて個展「満ち足りた日々」を開催して以降、1989年にフランスのロンシャン競馬場にて個展開催、2006年に東京競馬場・競馬博物館グループ展、2011年に内藤律子写真集「白の時間」出版記念写真展など国内外で個展を開いてきた。

 23年連続となる今年の写真展では、館内1階に2024年度版カレンダーに使われた表紙と1月から12月までの作品13点を展示。浦河町の牧場で撮影したもの、優駿スタリオンステーションで繋養されたオグリキャップ、今年の高松宮記念(G1)に優勝したファストフォースの幼少期などとともに、四季折々の写真となっている。

 地下1階ではとねっこカレンダーと私の写真歴part4・・・と題した作品を展示。カレンダーの表紙は2018年のローズS(G2)やフラワーC(G3)を制覇したカンタービレとその当歳、今年の帝王賞(Jpn1)、かしわ記念(Jpn1)などを制覇したメイショウハリオの幼少期、ホッカイドウ競馬で活躍したソイカウボーイの幼少期など、浦河町、新ひだか町、新冠町の牧場で撮影された作品を展示している。

 私の写真歴part4・・・について内藤さんは「2010年オグリキャップが亡くなる3か月前、わたしはアガ・カーンSの依頼を受け、フランスに行くことになりました。しかし、依頼の条件がデジタルカメラでの撮影というもので、慌ててデジカメを習っての強行、フィルムからデジカメへの変換期になったのでした。オグリキャップがファンへの見学が再開された時私はフランスで、戻ってからたった2回会いに行ったのが最後になってしまいました。2012年には愛犬を亡くし、2013年にはハギノカムイオー、ハギノシンボル(神威の星)を続けて亡くし、ちょっと淋しい時期でした。そんな時、2015年、ソイカウボーイと出会ったのでした。久しぶりに夢中になれる被写体をみつけ、私の写真も少し変わったかなと思える時期、2011年から2016年前半までの写真、ご覧ください」としている。

 なお、8月5日16時から、内藤さんによるギャラリートーク「聴く写真展」が行われる。