馬産地ニュース

優駿スタリオンステーションが一般見学開始

  • 2023年08月07日
  • 優駿スタリオンステーションの見学期間は10月31日まで
    優駿スタリオンステーションの見学期間は10月31日まで
  • 見学初日は多くのファンや家族連れが訪れた
    見学初日は多くのファンや家族連れが訪れた
  • 新種牡馬のチュウワウィザード
    新種牡馬のチュウワウィザード

 8月1日、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションは、種牡馬の一般見学を開始した。

 優駿スタリオンステーションは1989年9月に設立された日高を代表する種牡馬繋養施設。日高地区では初の10億円シンジケートとなったナスルエルアラブを始め、18億円という内国産種牡馬としては当時の最高価格であったオグリキャップ、英・愛ダービー馬コマンダーインチーフ、英ダービー馬オース、ドバイワールドC(G1)優勝馬ムーンバラッド、全欧2歳牡馬チャンピオン&全欧2歳チャンピオンサイアーに輝いたファスリエフ、パリ大賞(G1)勝ち馬ベーカバド、名馬シガーの父パレスミュージックやチャンピオンスプリンターに輝いたロイヤルアカデミー、1990年代欧州最強馬と謳われたパントレセレブル、キングヘイロー、マヤノトップガン、マーベラスサンデー、カネヒキリ、ローレルゲレイロなどを繋養し、軽種馬振興に大きく寄与してきた。

 本年は新たにアルクトス、インティ、ケイティブレイブ、チュウワウィザードを導入したほか、アジアエクスプレス、アルバート、インディチャンプ、エスポワールシチー、カレンブラックヒル、キタサンミカヅキ、ゴールドアクター、サウンドスカイ、サトノジェネシス、サングレーザー、シルバーステート、タイセイレジェンド、トゥザワールド、ニシケンモノノフ、フサイチセブン、ベストウォーリア、ヘニーヒューズ、ミスターメロディ、ミッキースワロー、ミッキーロケット、モーニン、リアルインパクト、リオンリオン、ロジユニヴァース、ワールドプレミアを繋養し、総種付頭数は1500頭以上を記録したという。

 見学初日は好天に恵まれたこともあり、この日を待ちわびていた多くのファンや家族連れが来場。スタッフの先導のもと種牡馬厩舎へ向かい、お目当ての種牡馬との対面を楽しんだ。

 優駿スタリオンステーションの見学期間は8月1日から10月31日まで。見学時間は午後3時から午後3時30分となる。見学の際は隣接する優駿記念館にて見学当日午前10時から午後3時までに見学申し込みをする。

 注意事項は、1.種牡馬見学をご希望の方は当日午後3時までに優駿記念館にて受付をお済ませ下さい。(時間厳守、見学申込書に住所・氏名・連絡先等をご記入頂きます。)2.牧場スタッフの先導で見学厩舎まで徒歩で移動し、厩舎の外側からお静かに見学下さい。(厩舎内及び放牧地への立ち入りは厳禁です。)3.牧場内は禁煙です。(牧場には干し草など燃えやすいものがたくさんあり、タバコの吸い殻は火事の原因となります。)4.大きな音をたてたり、カメラのフラッシュ・自撮り棒撮影はご遠慮ください。(馬は非常に敏感で臆病な動物です。瞬間的な動き、音や光に驚いてパニック状態となり突然暴れ出すことがあります。)5.ペットを連れての見学はご遠慮下さい。(馬がペットの鳴き声や突然の動きに驚いてパニック状態になることがあります。)6.馬には絶対に触らないでください。(馬は何かされると突然攻撃的になることがあります。また、噛む力や蹴る力が非常に強いので大きな怪我となる恐れがあります。)7.馬には絶対に食べ物を与えないで下さい。(牧場では防疫の観点から外部からの持ち込みを制限しております。)8.種牡馬見学中は牧場スタッフの指示に必ず従って下さい。(指示に従っていただけない場合にはやむなく見学を中止する場合があります。)、となっている。

 優駿スタリオンステーションでは「ルールを守り、名馬との思い出に残る出会いをお楽しみください」としている。