馬産地ニュース

JRA日高育成牧場で「うらかわ馬フェスタ2023」が開催される

  • 2023年08月04日
  • 4年ぶりの開催となったうらかわ馬フェスタ2023
    4年ぶりの開催となったうらかわ馬フェスタ2023
  • G1優勝馬生産牧場表彰
    G1優勝馬生産牧場表彰
  • 帯広市によるばんえい競馬PRコーナー
    帯広市によるばんえい競馬PRコーナー
  • 蹄鉄打ちの実演
    蹄鉄打ちの実演

 7月29日、30日、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場内特設会場において、「うらかわ馬フェスタ2023第38回シンザンフェスティバル」が開催された。

 うらかわ馬フェスタはシンザンフェスティバル実行委員会とJRA日高育成牧場が主催し、浦河町、日高報知新聞社、公益財団法人軽種馬育成調教センターなどが協賛、一般社団法人浦河観光協会、ひだか東農業協同組合、日高軽種馬農業協同組合、浦河町軽種馬生産振興会、荻伏軽種馬生産振興会が後援、北海道日高振興局、浦河警察署、浦河町軽種馬生産振興会青年部、荻伏軽種馬生産振興会青年部などが協力。サラブレッドをテーマとしたイベントで、新型コロナウイルスの影響で2019年以来4年ぶりの開催となった。

 29日は田中哲実副実行委員長の開会宣言で開幕。中島雅春実行委員長は「みなさん、本日は4年ぶりの馬フェスタにようこそいらっしゃいました。コロナが明けて日常が戻りつつある今日、お祭りができることのよろこびをひしひしと感じております。今年で38年目を迎えるシンザンフェスティバル。JRA様をはじめ、ここにおられる各来賓のみなさま、ボランティアのみなさま、そして、なによりこの会場にお集まりの皆さまのおかげとおもっております。暑い日が続いておりますが、熱中症に気をつけて、今日と明日の2日間、楽しんでいただければ幸いです」と主催者あいさつした。

 つづいてミスシンザンを表彰。多くの自薦他薦から選ばれたという下向心優さんと大道心夢さんに、賞品や副賞、トロフィー、花束が贈られた。2人のミスシンザンは1年間、観光大使として浦河町のPRに務めるほか、来年1月に京都競馬場で行われるシンザン記念(G3)の表彰式に出席する。

 メインのサラブレッド馬上結婚式は、多くの応募から選ばれた浦河町絵笛在住の渡邉健太さんと麗美さん夫妻が儀礼馬車で登場。中島実行委員長は結婚証明書を読み上げた後、新郎新婦は指輪を交換しトーチに愛の炎をともして永遠の愛を誓った。

 G1優勝馬生産牧場表彰は、2022年と2023年の帝王賞(Jpn1)と2023年のかしわ記念(Jpn1)を制覇したメイショウハリオ、2023年の高松宮記念(G1)を制覇したファストフォースを生産した三嶋牧場、昨年暮れの中山大障害(JG1)を制覇したニシノデイジーを生産した谷川牧場に、中島実行委員長から賞状と副賞が贈呈された。

 30日はJRA日高育成牧場による蹄鉄コースターづくり、無料引き馬乗馬、無料スワロー馬車、北海道日高装蹄師会の協力による蹄鉄打ち実演、JRA馬事イベントのホースショー、帯広市によるばんえい競馬PR、全日本馬キャラダービー、ウラカワサマーダッシュなどが行われ、サラブレッドのふるさと浦河ならではのイベントで盛り上がった。