JRA北海道シリーズの札幌開催が開幕
7月22日、札幌市中央区にある札幌競馬場において、JRA北海道シリーズの札幌開催が開幕した。
今年の札幌開催は4年ぶりの通常開催。開幕初日は、一般入場が無料になるフリーパスの日で、朝から天候にめぐまれたこともあり13,723名が来場。8時50分の開門前から正門前には長蛇の列ができた。
場内では第1回札幌競馬抽選会、ウルトラマンブレーザーショー、声優の上田瞳さんとビッグレッドファーム代表の岡田紘和氏によるスペシャルトークイベント、JRA-VAN抽選会、グルメスタンプラリーなど、競馬ファンや家族連れが楽しめるイベントが盛りだくさん。第1競走前から熱気で包まれ、9時50分に第1競走のファンファーレが鳴り響くと、スタンドからは大きな拍手がわき起こった。
オープニングレースを勝利したのは、横山武史騎手が騎乗した1番人気のサトミノキラリ。第5競走の2歳新馬戦は、鮫島克駿騎手が騎乗したドレフォン産駒のアセレラシオンが直線鋭く伸びてデビュー戦を勝利で飾った。また、その第5競走では、2019年の京阪杯(G3)、2020年に札幌競馬場のUHB賞などを制覇したライトオンキューが誘導馬として無事にデビューを果たした。
札幌競馬場の越智直弘場長は「まずは人馬ともに事故やけががないよう、取り組んでいきたいです。今年はコロナ禍が明けて、4年ぶりの通常開催となります。たくさんのお客様に札幌競馬場にお越しいただいて無事に競馬がお見せできれば良いとおもっております。イベントのほうも、これまで開催最終日に行っていたフリーパスの日を、今年はよーいドンから盛り上げていこうと開幕初日にご用意しました。イベントも14日間の開催のうち、ゲストをお招きしてのトークショーを10日ほど予定しています。レースはもちろん、イベントも楽しんでいただければとおもっております」と話した。
JRA北海道シリーズ札幌開催は、9月3日までの7週間、2開催14日間で開催。重賞競走は7月30日にクイーンS(G3)、8月6日にエルムS(G3)、8月20日に札幌記念(G2)、8月27日にキーンランドC(G3)、9月2日に札幌2歳S(G3)が行われる。また、8月26日、27日には世界の名手が集う2023ワールドオールスタージョッキーズを開催。北の大地の競馬場で、手に汗握る白熱したレースが展開される。