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門別競馬場で2023YJSトライアルラウンド門別が行われる

  • 2023年07月27日
  • 12人が参加した2023ヤングジョッキーズシリーズ(2023YJS)トライアルラウンド門別(TR門別)
    12人が参加した2023ヤングジョッキーズシリーズ(2023YJS)トライアルラウンド門別(TR門別)
  • 第1戦は佐々木大輔騎手が優勝
    第1戦は佐々木大輔騎手が優勝
  • 第2戦は小林勝太騎手が優勝
    第2戦は小林勝太騎手が優勝
  • 勝利を喜ぶ佐々木大輔騎手と小林勝太騎手
    勝利を喜ぶ佐々木大輔騎手と小林勝太騎手

 7月19日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、2023ヤングジョッキーズシリーズ(2023YJS)トライアルラウンド門別(TR門別)が行われた。

 YJSは2017年に創設された、JRAと地方競馬の見習い騎手による競走。今年で7回目を迎えた2023YJSには、地方競馬所属騎手37名、JRA所属騎手25名の合計62名が出場する。12月14日(木)に川崎競馬場で、12月16日(土)にJRA中山競馬場で行われるファイナルラウンド出場に向けて、7月4日(火)の佐賀競馬場から各地の地方競馬場を舞台に、トライアルラウンドが実施されている。

 7月19日のTR門別は、東日本地区の初戦。地方からは地元ホッカイドウ競馬所属の阿岸潤一朗騎手、宮内勇樹騎手、若杉朝飛騎手のほか、田中洸多騎手(大井)、後藤蒼二朗騎手(大井)、谷内貫太騎手(大井)、神尾香澄騎手(川崎)の7名が、JRAからは美浦所属の横山琉人騎手、土田真翔騎手、小林勝太騎手、佐々木大輔騎手、佐藤翔馬騎手の5名が出場した。

 第9競走のYJSトライアルラウンド門別 第1戦は1200m(外)。JRAの佐々木大輔騎手が騎乗した3番人気のレジリエントアイルが、JRAの横山琉人騎手が騎乗したスカイヴィーナスをクビ差抑えて勝利を飾った。3着はハナ差で大井の谷内貫太騎手騎乗のテーオーライラだった。佐々木大輔騎手は「勝つのはうれしいです。返し馬から雰囲気が良くて、ゲートのなかもおとなしくて好スタートにつながりました。馬場を歩いたときに意外と内が伸びるなあという感じでした。直線が長かったですけど、よく踏ん張ってくれました。僕はトライアルラウンドは2か所しか出られないので、良い成績を残して決勝にいきたいです」と話した。

 第11競走のYJSトライアルラウンド門別 第2戦は1700m(外)。JRAの小林勝太騎手が騎乗した3番人気のハーディネスが、佐々木大輔騎手が騎乗した1番人気のファートムに2馬身差で逃げ切り勝ちを収めた。3着は12番人気のヴァルガスに騎乗した地元ホッカイドウ競馬の若杉朝飛騎手が入った。小林勝太騎手は「素直にうれしい気持ちで、しっかり走り切ってくれた馬に感謝しています。今日は先行が有利だとおもっていたので、理想どおりでした。1コーナーまでに先手をとって向こう正面で馬が少しフワフワするような形になって、それがある意味息が入ったところもあって、終いもしっかり脚を使ってくれたのかとおもいます。勝ったとおもったのはゴール板を過ぎてからで、それまでは抜かされないような気持ちでずっと追っていました。ファイナルへいけるようしっかり結果を残したい」と喜んだ。

 TR門別を終えての地方競馬・東日本地区の順位は、1位が20ptの後藤蒼二朗騎手、2位が17ptの若杉朝飛騎手、3位が16ptの宮内勇樹騎手、4位が15ptの谷内貫太騎手、5位が14ptの阿岸潤一朗騎手。JRA・東日本の順位は、1位が50ptの佐々木大輔騎手、2位が42ptの小林勝太騎手、3位が21ptの横山琉人騎、4位が6ptの土田真翔騎手、5位が2ptの佐藤翔馬騎手となっている。