ひだかうまキッズ探検隊がビッグレッドファームを見学
7月8日、新ひだか町教育委員会が主催し一般社団法人umanowaが企画・運営する「ひだかうまキッズ探検隊2023」は、新冠町にあるビッグレッドファームを見学した。
ひだかうまキッズ探検隊は、馬の歴史・文化・仕事を「見る・知る・学ぶ」取り組み。新ひだか町の小学校に通う3年生から6年生を対象にしており、本年で7年目を迎える。
今回の取り組みは6月のライディングヒルズ静内に続き2回目。18人が参加した。
ビッグレッドファームは1974年に新ひだか町静内浦和にて岡田繁幸氏(故人)が創業。現在は新冠町と新ひだか町に6か所、茨城県に1か所の合計7か所に牧場を構え、スタリオン(種牡馬)業務をはじめ、繁殖、育成、調教(トレーニング)と、競走馬のすべての業務を担う総合牧場として数多くのサラブレッドを管理している。主な生産馬は2009年の天皇賞(春)(G1)などを制覇したマイネルキッツ、2011年の中山グランドジャンプ(JG1)などを制覇したマイネルネオス、2021年のオークス(G1)を制覇したユーバーレーベン、今年のフローラS(G2)などを制覇したゴールデンハインドなどがいる。
うまキッズ探検隊一行はこの日、ビッグレッドファーム朝日においてゴールデンハインドの母として知られるオレゴンレディと対面。長田基洋場長らスタッフからオレゴンレディのプロフィールや毛色、近況、産駒のゴールデンハインドの成績などが説明された。
つぎに向かったビッグレッドファーム明和では、休養中のゴールデンハインドの調教を見学。坂路コースを力強く駆け抜けるゴールデンハインドの走りを見守った。続いて一行は、調教を終えたばかりのゴールデンハインドと対面。ゴールデンハインドの半妹になるオレゴンレディの2022(牝、父ウインブライト)も登場し、きょうだいの体形や毛色を見比べた。
休養中のゴールデンハインドは9月9日に中山競馬場にて行われる紫苑S(G2)で復帰予定。ゴールデンハインドと記念撮影をした一行は「ゴールデンハインド頑張って~~」と黄色い声援を送り、秋の飛躍に期待をかけた。
最後はスタリオン厩舎へ向かい、ゴールデンハインドの父として名を馳せるゴールドシップ、ゴールデンハインドの半妹の父として知られるウインブライト、ビッグレッドファームが昨年導入したベンバトルなどを見学。参加した探検隊は見学した馬の性格や好きな食べ物、特徴などを書き込んでいた。