北海道セレクションセールの前日展示が開催される
7月24日、新ひだか町静内神森にある北海道市場において、日高軽種馬農業協同組合の主催による北海道セレクションセールの前日展示が行われた。
北海道セレクションセールは、2001年から始まった日本国内で唯一、実馬検査を設けて上場馬を決める選抜市場。セレクションセール選考委員会が定める高い基準に則った上場馬が揃うとあって、近年の取引馬からは、今年の大阪杯(G1)でG1初制覇を成し遂げたジャックドールをはじめ、アメリカJCC(G2)を制覇したノースブリッジ、ニュージーランドトロフィー(G2)を制覇したエエヤン、兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)を制覇したミトノオー、中山金杯(G3)を制覇したラーグルフなど数多くの活躍馬が出ている。
本年の北海道セレクションセールは、7月25日、26日の2日間開催。名簿掲載頭数は305頭で、25日は上場番号1番から上場番号155番までの155頭が、26日は上場番号156番から上場番号305番までの150頭がせりにかけられる。
前日展示には7頭の欠場馬を除く298頭が参加。11時から30分間隔で7回に分けて、40頭単位で比較展示が行われた。比較展示後は17時まで自由展示。朝早くから会場に訪れた購買関係者は、第2のジャックドールを探そうと、上場馬のコンフォメーションや歩様、コンディションなどに注意深く目を配った。販売申込者は、この日のために手塩にかけて育ててきた愛馬を注目してもらおうと、人馬一体、息のあったハンドリングで猛アピールを繰り返した。
セールスケジュールは、25日、26日とも開場が8時で、せりが11時から。せりは鑑定人が現在価格の次の価格を読み上げる「先読み進行」になる。せりの終了予定時刻は、25日が16時30分頃、26日が16時10分頃となっている。セールでは、やむを得ず会場に購買者本人または購買代理人が来場できない場合に限り、オンラインビッドシステムによる購買参加が可能になる。
北海道セレクションセールの模様は、JBIS-Search内でのライブ配信https://live.jbis.or.jp/と、グリーンチャンネル「セレクションセール2023生中継!」で放映される。