ブラストワンピースが函館競馬場に来場
7月1日、2日の2日間、JRA北海道シリーズの第2回函館開催第1日、第2日が行われた函館市駒場町の函館競馬場に、ブラストワンピースが来場した。
ブラストワンピースが函館競馬場にくるのは、札幌記念(G2)出走のために滞在していた2021年8月以来。現役引退後は初めてになる。6月30日に競馬場入りしたブラストワンピースは、競馬場内にあるふれあいパドックに展示された。
2日間は午前と午後の2回、えさやり体験と写真撮影会を実施。各回とも抽選で選ばれた20名がえさやり体験に、10組が写真撮影会に参加した。
ニンジンが好物というブラストワンピースは、最初はファンから差し出されたニンジンをおいしそうにほおばるも、途中からは大量に用意されたニンジンにおなかいっぱいになる場面も。写真撮影会ではファンの横で行儀よくポーズを決める千両役者ぶりを見せた。
ブラストワンピースは、父がハービンジャー、母がツルマルワンピース、母の父がキングカメハメハという8歳の鹿毛。安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬で、現役時代は有限会社シルクの所有馬、美浦の大竹正博厩舎の管理馬として競走生活を送り、2018年の有馬記念(G1)、新潟記念(G3)、毎日杯(G3)、2019年の札幌記念(G2)、2020年のAJCC(G2)と5つの重賞を制覇するなど18戦7勝の成績を残した。
昨年1月20日付けでJRAの競走馬登録を抹消。現役生活を退いてからは苫小牧市にあるノーザンホースパークにおいて馬場馬術の乗用馬として、元気にセカンドキャリアを送っているという。
函館競馬場に引退競走馬がイベントで来場するのは、デルタブルースとカレンミロティックが来場した2019年6月以来のこと。コロナ禍で中止していた函館競馬開催中の名物イベントが4年ぶりに復活しただけあって、競馬場を訪れたファンはブラストワンピースとの対面を心ゆくまで楽しんでいた。