馬産地ニュース

胆振軽種馬農業協同組合青年部がセレクトセール上場馬視察研修

  • 2023年06月26日
  • 約50人が参加したセレクトセール上場馬視察研修
    約50人が参加したセレクトセール上場馬視察研修
  • 次々と展示される上場馬を鋭い目でチェックした
    次々と展示される上場馬を鋭い目でチェックした
  • 注目が集まるコントレイルの初年度産駒
    注目が集まるコントレイルの初年度産駒

 6月23日、胆振管内の軽種馬生産者で組織される胆振軽種馬農業協同組合青年部(岩崎義久部長)は、セレクトセール上場馬視察研修を行った。

 この研修は青年部の恒例イベント。一般社団法人日本競走馬協会が、7月10日、11日に苫小牧市美沢にあるノーザンホースパーク特設会場にて開催するセレクトセール2023に上場される当歳馬、1歳馬を視察する研修で、毎年セレクトセール開催前の6月下旬に実施されている。研修には岩崎部長をはじめとした青年部部員や青年部員が所属する9牧場のスタッフなど約50人が参加した。

 青年部一行は安平町早来源武にあるノーザンファーム、安平町早来富岡にある白老ファームYearling、安平町早来富岡にあるノーザンファームYearling、安平町東早来にある追分ファームリリーバレー、安平町追分向陽にある追分ファーム、千歳市東丘にある社台ファームといった社台グループの牧場を分刻みのハードスケジュールで巡回。コントレイル、ポエティックフレア、インディチャンプ、クリソベリルといった当歳が初年度産駒、サートゥルナーリア、アドマイヤマーズ、ゴールドドリーム、ナダル、ルヴァンスレーヴ、ミスターメロディなど1歳が初年度産駒となる上場馬を視察して産駒の傾向を探ったほか、ジャスティンパレス、ピクシーナイト、ステルヴィオ、ジェンティルドンナ、モズメイメイ、ベラジオオペラ、ジャスティンカフェなど、きょうだいに重賞勝ち馬がいる上場馬をチェックした。

 この日、9か所牧場で視察した頭数は、当歳が43頭、1歳が52頭の合計95頭。せり当日に会場へ来場できない出席者もいたことから、例年より多くの上場馬を視察したという。

 視察を終えた岩崎部長は「今日は良い馬をたくさん見ることができました。視察を快く受け入れてくださった牧場のみなさんには感謝申し上げます。みなさまにおかれましては、今日の研修で学んだことを各牧場へ持ち帰り、明日からせりに向けて生かしていただければとおもいます」と話した。