2歳新種牡馬モーニンが初勝利
5月25日、日高町富川駒丘にある門別競馬場で開催されている、ホッカイドウ競馬グランシャリオナイター令和5年度第3回門別競馬4日目の第2競走「JRA認定アタックチャレンジ競走(1000m)」において、パレスレガシーが1着となり、父のモーニンは種牡馬として記念すべき初勝利を記録した。2歳新種牡馬の初勝利は、キタサンミカヅキに次いで2頭目となった。
勝ったパレスレガシーは、母がエスケークイーン、母の父がオルフェーヴルという牡の栗毛。西村豊氏の所有馬、角川秀樹厩舎の管理馬、森町にある笹川大晃牧場の生産になる。2戦目での初勝利になった。
種牡馬初勝利のモーニンは、父がヘニーヒューズ、母がギグリー、母の父がディストーティドヒューマーという血統のアメリカ産馬。現役時代はデビューから282日目で2016年のフェブラリーS(G1)をレコードで制覇するなど28戦8勝の成績を残した。
現役引退後の2020年から新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションで種牡馬入り。名種牡馬ヘニーヒューズの後継種牡馬として期待は大きく、種牡馬1年目は190頭、2年目は178頭、3年目は167頭と多頭数交配を続けている。初年度産駒の血統登録頭数は118頭。パレスレガシーの勝利の翌日には、第3回大井競馬5日目の第2競走の2歳新馬戦(1200m)でジャズブレイキーが優勝し、6月1日の第4回門別競馬3日目には、第3競走の2歳新馬戦「JRA認定フレッシュチャレンジ競走(1100m)」でスティールアクターが1着、続く第4競走の2歳新馬戦「JRA認定フレッシュチャレンジ競走(1000m)」でジャズダンスが1着と新馬戦を連勝。4頭の勝ち馬を立て続けに送り出した。
6月6日現在、ファーストシーズンサイアーランキングは堂々の第1位。2歳総合ランキングでもリアルスティールに次ぐ2位と、経験豊富なトップ種牡馬を相手に互角の戦いを演じてる。
初年度産駒の好調な滑り出しに、モーニンを管理する事務局の株式会社優駿は「産駒数も多く期待していました。ヘニーヒューズの後継馬としての片りんを見せはじめてうれしくおもいます。今後の産駒の活躍がますます楽しみになりました」と話した。2023年の種付料は受胎条件100万円(フリーリターン特約付)となっている。