馬産地ニュース

北海道市場トレーニングセール2023公開調教が行われる

  • 2023年05月23日
  • 1ハロン計測で1位「パラダイスコーブ2021」
    1ハロン計測で1位「パラダイスコーブ2021」
  • 2ハロン計測で1位「センターグランタス2021」
    2ハロン計測で1位「センターグランタス2021」
  • 2ハロン計測で2位タイの「シンセツ2021」と「キクノアルバ2021」2頭
    2ハロン計測で2位タイの「シンセツ2021」と「キクノアルバ2021」2頭
  • 最後1ハロン10秒9の「マサカーネ2021」
    最後1ハロン10秒9の「マサカーネ2021」
  • 最後1ハロン10秒9を記録した「ケンジントン2021」と「オデッタ2021」
    最後1ハロン10秒9を記録した「ケンジントン2021」と「オデッタ2021」
  • 札幌競馬場に設けられた特設ステージ
    札幌競馬場に設けられた特設ステージ

 日高軽種馬農協が主催する「北海道市場トレーニングセール2023」の公開調教が22日、午前11時から北海道札幌市のJRA札幌競馬場で行われた。

 名簿掲載頭数131頭のところ、15頭の欠場が発表されており、116頭(牡71、牝44、セン1)が5つのクルーに分かれて、札幌競馬場のダートコースで追い切られた。計測は残り2ハロンと1ハロンで行われた。

 2ハロン計測で最も速いタイムを記録したのは上場番号44番「センターグランタス2021」(牡、父デクラレーションオブウォー、飼養者・(有)No.9ホーストレーニングメソド。単走で追い切られ22秒0(11秒2~10秒8)をマーク。半姉にキーンランドカップ(G3)、京阪杯(G3)優勝エイティーンガールがいる血統で、祖母はサンスポ4歳牝馬特別(Jpn2)のセンターライジング。初年度産駒からファルコンS(G3)優勝タマモブラックタイを送るデクラレーションオブウォー産駒でもあり、注目度が高まっている。

 2ハロン計測の2番目は2頭。同8番「シンセツ2021」(牝、父カレンブラックヒル、飼養者・(有)No.9ホーストレーニングメソド)と同118番「キクノアルバ2021」(牝、父ロゴタイプ、飼養者・No.9ホーストレーニングメソド)。2頭は、併せ馬で公開調教を行い、おじにコスモアルヘナ(八雲特別)がいる前者は外に併せて11秒3~10秒9で、おじにキクノアロー(ダイオライト記念(Jpn2)がいる後者は内に併せて11秒2~11秒0。ダイナミックな動きを披露している。

 最後1ハロン計測で最速は上場番号53番「パラダイスコーブ2021」(牝、父リアルスティール、飼養者・(株)セイクリットファーム)の10秒6。半兄に現役2勝馬カイタローがいる血統で、祖母キャッシュインクルーデッドはオークリーフBCS(G1)の優勝馬。第5クルーで登場して、前半は12秒2と折り合い重視の走りだったが、4角を回って追い出されると併せた僚馬を一気に突き放した。

 1ハロン計測の2位は、前出の「センターグランタス2021」で10秒8。3位は同67番「マサカーネ2021」(牡、父ミッキーグローリー、飼養者・クラックステーブル)、同116番「オデッタ2021」(牝、父ワールドエース、飼養者・(株)門別牧場)、同127番「ケンジントン2021」(牝、アポロケンタッキー、飼養者・(株)門別牧場)の3頭の10秒9。これら6頭が最後1ハロン計測で10秒台をマークした。

 せりは23日、午前10時から行われる。欠場など、最新の情報は北海道市場公式ウェブサイトhttps://www.hba.or.jp/まで。