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ホッカイドウ競馬で宮内勇樹騎手が初勝利

  • 2023年04月25日
  • エーヴベリーで初勝利を飾った宮内勇樹騎手
    エーヴベリーで初勝利を飾った宮内勇樹騎手
  • 笑顔の視線の先には応援にきた家族の姿があった
    笑顔の視線の先には応援にきた家族の姿があった
  • 記念すべき口取り写真
    記念すべき口取り写真

 4月20日、日高町富川駒丘にある門別競馬場で開催されているホッカイドウ競馬グランシャリオナイター令和5年度第1回門別競馬2日目の第6競走において、エーヴベリーが1着となり、騎乗した宮内勇樹騎手は、2023年4月19日第3競走の初騎乗から7戦目で、記念すべき初勝利をあげた。

 サラブレッド系3歳以上C4-3の12頭が出走したレースにて、1番人気に推されたエーヴベリーは、先行する2頭から離れた3番手を追走。4コーナーを曲がった直線で、逃げ込みを図るマテンロウルーチェをとらえると、最後は宮内騎手の叱咤激励に応え、2着以下に1馬身の差を付けゴール板を駆け抜けた。

 宮内騎手に初勝利をプレゼントしたエーヴベリーは、父がマインドユアビスケッツ、母がベルゲン、母の父がヴァーミリアンという牝3歳の鹿毛。杉浦和也氏の所有馬、川島雅人厩舎の管理馬、日高町にある中前牧場の生産になる。

 記念すべき初勝利は、浦河町から応援に駆け付けた宮内騎手の家族の前で達成。口取り写真には家族も参加し、よろこびを分かち合った。

 7戦目で悲願の初勝利を飾った宮内騎手は、「やっと1勝できたので、まずはひと安心しています。本当だったら昨日(19日)、有力馬にたくさん乗せていただいていたので、そこで結果を残せればよかったんですけれど、昨日の失敗があってこの1勝につながったとおもっています。レースでは、ちょっと進みが良くなかったので、心配する部分もありました。それでも、この子(エーヴベリー)のレースを見返しても、最後はしっかり伸びてくる脚は持っていたので、ギリギリまで焦らず追い出しを我慢して、直線でじりじり伸びて前を行く馬を捕まえられそうだなという手ごたえがあるところで、ようやく、これはもしかしたら勝てるかなと。でも、そこで焦る気持ちが出てしまうと空回りしてしまうので、気持ちを抑えながら必死に追いました。今後は、まだ、自厩舎(川島洋人厩舎)での勝ち星がないですし、厩舎のメモリアル(300勝まであと4勝)ももう少しなので、自分が騎乗した機会に達成できればとおもいます」と話した。