福原杏騎手がホッカイドウ競馬で期間限定騎乗を開始
4月19日、日高町富川駒丘にある門別競馬場で始まった2023年ホッカイドウ競馬グランシャリオナイターにおいて、浦和競馬の水野貴史厩舎に所属する福原杏騎手が、期間限定騎乗を開始した。期間は7月20日まで。
福原騎手は2001年1月生まれの22歳。地方競馬教養センター騎手課程第97期生で、ホッカイドウ競馬では小野楓馬騎手と同期になる。2019年4月30日の浦和競馬第2競走でミナミウラワに騎乗しデビュー。デビュー2戦目となった第3競走のダイエーカチドキに騎乗し初勝利を飾った。
デビューした2019年は62勝をあげ南関東最優秀新人騎手賞を受賞。2020年には地方通算100勝を達成。さらに佐々木竹見カップジョッキーグランプリに出場したほか、2020地方競馬ヤングジョッキーチャンピオンシップに出場し、東日本地区第3位となりJRAで初騎乗も果たした。2020年は49勝、2021年、2022年は48勝。2023年3月16日終了時点で3020戦217勝2着221回の成績を残している。
4月19日の開幕前から門別競馬場で調教技術研修中だった福原騎手は、4月6日、4月13日の競走能力・発走調教検査にも騎乗。ホッカイドウ競馬の環境に慣れようと精力的に取り組んでいた。期間限定騎乗中は、同期の小野騎手と同じ、小野望厩舎の所属になる。
19日は第1競走で小野厩舎のルートシャインに騎乗し3着。第9競走は齊藤正弘厩舎のナッシングオンユーに騎乗して2着、第11競走の5.16ホッカイドウ競馬協賛記念スペシャルナイター特別では、急遽乗り替わった五十嵐冬樹厩舎のサンエルセントロに騎乗して2着と、確かな騎乗技術を披露した。
第2競走本馬場入場後には、場内の表彰式会場において、福原騎手の紹介セレモニーを実施。花束が贈られるとスタンドから応援の拍手がわき起こった。
期間限定騎乗での初騎乗を終えた福原騎手は「門別競馬場は広い競馬場で、また、南関東とはペースも違うので、自分のなかで刺激になっています。いまは古馬の競馬が多いので、そのなかで流れとかをつかんで2歳戦で生かしていきたいです。3か月という短い期間ですが、一つでも多く勝ちたいとおもっています。そして、南関東に帰ってからここで学んだこと、成長した姿をお見せしたいです。応援よろしくお願いいたします」と話した。