馬産地ニュース

北海道トレーニングセールの事前追切り調教VTR撮影が行われる

  • 2023年04月21日
  • 30頭が参加したBTC軽種馬育成調教センターでの事前追切り調教VTR撮影
    30頭が参加したBTC軽種馬育成調教センターでの事前追切り調教VTR撮影
  • 3日間行われた(有)日高軽種馬共同育成公社での撮影
    3日間行われた(有)日高軽種馬共同育成公社での撮影
  • 北海道市場職員立会いによるアナボリックステロイド検査のための採血
    北海道市場職員立会いによるアナボリックステロイド検査のための採血

 4月6日、7日、12日、13日、14日の5日間、HBA日高軽種馬農業協同組合は、北海道トレーニングセールの事前追切り調教VTR撮影を行った。

 6日、7日は浦河町西舎にあるBTC軽種馬育成調教センターの1,600m馬場(砂厚平均値8㎝)、12日、13日、14日は新冠町節婦にある(有)日高軽種馬共同育成公社の1,200m馬場(砂厚平均値12㎝、勾配2%)で実施。6日は19頭、7日は11頭、12日は39頭、13日は37頭、14日は5頭の合計111頭が参加した。事前追切り調教VTR撮影ではラスト1ハロンのタイムを計測した。

 最も速いタイムを計測したのは、6日が上場番号8番のシンセツ2021(牝、父カレンブラックヒル)で10.8秒、7日が上場番号59番のハルトリーゲル2021(牝、父モーニン)で10.7秒、12日が上場番号22番のダルトヴィラ2021(牡、父ロゴタイプ)、上場番号85番のリリウオカラニ2021(牝、父リオンディーズ)、上場番号96番のイストワール2021(牝、父ミッキーロケット)の3頭で11.3秒、13日が上場番号73番のポートキャンベル2021(牝、父ジャスタウェイ)、上場番号104番のウエスタンイヴ2021(牡、父アニマルキングダム)の2頭で10.9秒、14日が上場番号11番のシルクプロミス2021(牡、父アドマイヤムーン)、上場番号23番のセブンスハーモニー2021(牡、父ビッグアーサー)の2頭で11.4秒だった。

 撮影した調教映像は4月下旬ころにオンラインカタログにて公開。映像を収録したDVDは4月下旬ころ完成し、希望者に送付される。

 事前追切り調教VTR撮影に参加した上場予定馬は、北海道市場職員立ち合いのもと、アナボリックステロイド検査のための採血を実施。検査は(公財)競走馬理化学研究所に依頼し、検査の結果、アナボリックステロイドの存在が判明した場合は上場拒否となる。

 北海道トレーニングセールの開催日は5月23日(火)。会場はJRA札幌競馬場になる。せりは5月23日10時から、公開調教は5月22日11時から、事前下見日は5月21日11時から15時までとなっている。せり方式は通常せりとオンラインビッドを併用したハイブリッド方式で開催。購買登録は事前登録制で登録は市場開催15日前の5月8日までとなる。せり名簿には131頭が掲載されている。