馬産地ニュース

門別競馬場で5回目の競走能力・発走調教検査

  • 2023年04月17日
  • 47.9秒を計測したコールブランド
    47.9秒を計測したコールブランド
  • 48.6秒で駆け抜けたパペッティア
    48.6秒で駆け抜けたパペッティア
  • 白い砂が鮮やかな本走路で行われた検査
    白い砂が鮮やかな本走路で行われた検査

 4月13日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、ホッカイドウ競馬の今年5回目の競走能力・発走調教検査が行われた。

 この日の検査は、馬場改修工事を終えた本走路をはじめて使用。2歳馬44頭、3歳馬4頭、4歳馬8頭、5歳馬4頭、6歳馬1頭、9歳馬1頭の合計62頭が受検した。

 天候晴れ、稍重の馬場コンディションで行われた検査は、全12競走実施。2歳馬は不合格1頭、タイムオーバー1頭の2頭を除く42頭が、3歳以上は不合格の1頭、タイムオーバーの1頭を除く16頭の合計58頭が合格した。

 2歳馬の一番時計は、第2競走に出走したコールブランドで47.9秒。第1回から4回は内走路での検査だったため比較はできないが、今年初めて48秒を切るタイムだった。

 コールブランドは父がレッドファルクス、母がジルズパレス、母の父がテイルオブザキャットという血統の牡馬。(有)キャロットファームの所有馬、田中淳司厩舎の管理馬、安平町にあるノーザンファームの生産になる。

 装いも新たになった本走路では、好時計が続出。二番時計のパペッティアは48.6秒を計測するなど、6頭が50秒台を切るタイムで走破した。

 コールブランドなど4頭に騎乗した落合玄太騎手は新しい本走路について、「砂が深いといわれていましたが、おもった以上に時計が出ましたね。雨の影響で内走路は水が浮いてるところがありましたが、水はけがよいのか本馬場はそんなところもまったくなく良い状態だったともいます。たまたまかもしれませんが、わたしが騎乗した馬は白い砂を特に気にするような気配はなく、普通に走ってくれました。以前の馬場ほど砂のキックバックもないので走りやすかったです。ただ、白いので少しまぶしさは感じます。観戦するファンのみなさまは、馬場が明るいのでとくにナイター競馬は見やすくなるのではないでしょうか」と話した。

 本年度のホッカイドウ競馬は4月19日に開幕。11月9日までの毎週火曜日・水曜日・木曜日を基本に、82日間全日程を門別競馬場においてナイター開催で行われる。

 開幕初日の19日には今年日本で最初の2歳戦、1着賞金が破格の5,000,000円となるJRA認定競走スーパーフレッシュチャレンジを第6競走で実施。ほか注目の2歳戦は、JRA認定競走のフレッシュチャレンジが54競走、アタックチャレンジが35競走、JRA上級認定競走が全21競走、JRA重賞級認定競走がネクストスター門別の競走名で1競走、ダートグレード競走がJBC2歳優駿(Jpn3)とエーデルワイス賞(Jpn3)の2競走計画されている。