門別競馬場で3回目の競走能力・発走調教検査
3月30日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、ホッカイドウ競馬の今年3回目の競走能力・発走調教検査が行われた。
天候晴れ、稍重の馬場コンディションで行われたこの日の検査には、2歳馬47頭、3歳馬3頭、4歳馬6頭、8歳馬1頭の合計57頭がエントリー。2歳馬は800mで8競走、3歳・4歳・8歳馬は1000mで3競走の合計11競走が組まれた。第1回、第2回の検査より出走頭数が減ったため、第1競走の発走は12時からとなった。
この日の検査も本走路が馬場改修工事のため第1回、第2回の検査と同様、内走路で実施。タイムオーバーだった2歳馬1頭を除く56頭が合格した。
2歳馬の一番時計は第6競走に出走したカツノオーカン。スタートからダッシュよく先行すると併走したギャルピースを直線で突き放し50.1秒でゴール板を駆け抜けた。
カツノオーカンは牝の栗毛で、父がベストウォーリア、母がミスサハラ、母の父がスウィフトカレントという血統。新ひだか町静内神森にある大典牧場の所有・生産で川島洋人厩舎の管理馬になる。
2歳新種牡馬では、第5競走にアドミラブル産駒のエドヒガン、第8競走にアポロケンタッキー産駒のツルマルハートが出走。また、ホッカイドウ競馬ファンにはなじみの深い、2016年の道営記念やノースクイーンCを制覇したタイムビヨンドの初仔になるタイムビギニング(牡、父サトノクラウン)、2014年のフローラルCとリリーCを制覇したステファニーランの3番仔になるトレビアンクリール(牡、父オルフェーヴル)も受検し、母子二代での活躍が期待される軽快なフットワークを披露した。
今年から門別競馬場は本走路のダートを全面入れ替え。これまでは国内の砂を使用していたが、新しい砂はオーストラリアの西オーストラリア州になるアルバニーの白く輝く砂を取り寄せた。この砂は兵庫県にある園田競馬場と千葉県にある船橋競馬場と同じものという。