3月3日、ホッカイドウ競馬の千歳場外発売所｢Aiba千歳｣が移転オープンした。

 移転オープンしたAiba千歳は、千歳市東郊1丁目7-1。JR千歳駅から約1.5㎞、道央自動車道千歳インターチェンジから約5.5㎞、新千歳空港から約6.3㎞、道の駅サーモンパーク千歳から約600ｍの商業施設(旧ビア･ワークスちとせ)の1階と2階。施設面積は907㎡、収容人数は184名、駐車場は104台で、窓口数は1階が自動発売機5台、自動発払機3台、案内窓口1窓、2階が自動発払機2台、案内窓口1窓、モニターは1階が21台、2階が12台になる。施設面積はさほど変わらないが、駐車場は約2倍になった。

 ホッカイドウ競馬の売り上げ拡大を目的に、2005年7月に道内9か所目の場外発売所として千歳市幸町3丁目のニューサンロード商店街にあったパチンコ店を改装してオープンしたAiba千歳は、オープン以来、千歳市や周辺在住の競馬ファンに親しまれてきた。ホッカイドウ競馬の売り上げ拡大にも大きく寄与し、Aiba千歳における2022年度のホッカイドウ競馬の発売金額は62,996,400円。計画比101.28％、前年度対比103.66％と堅調な数字を残していたが、施設が築50年以上経過し老朽化していたこと、駐車場スペースも少なかったことから移転を決めたという。

 移転オープン初日は午前10時のオープンから熱心な競馬ファンが来場。南関東･川崎競馬と名古屋競馬を楽しんだ。

 オープン初日の3日と4日の2日間は、オープンイベントとして、1,000円以上の勝馬投票券の購入と提示で施設内の飲食店で買い物できる特別利用券(500円分)をプレゼント。同じ施設に入るテナントと一体になって移転オープンを盛り上げた。

 装いも新たになったAiba千歳は、ホッカイドウ競馬及び他地方競馬の勝馬投票券の発売と払戻、｢J-PLACE千歳｣としてJRA勝馬投票券の発売と払戻を実施。2階部分はJRA勝ち馬投票券発売日のみ開放する。

 札幌市から訪れたというファンは｢駐車場が広くなって利用しやすくなりましたね。近くに道の駅もありますし、施設内には飲食店もあるので食事をしながら競馬を楽しめるようになりました。モニターもいっぱいあってオッズが見やすいので財布のひもも緩みそうです｣と話していた。