馬産地ニュース

静内エクリプスホテルにタイトルホルダーのコンセプトルームが登場

  • 2023年02月20日
  • タイトルホルダーのコンセプトルームを視察した生産者の岡田牧雄氏
    タイトルホルダーのコンセプトルームを視察した生産者の岡田牧雄氏
  • ホテルフロント
    ホテルフロント
  • ホテル1階にはポスターも飾られている
    ホテル1階にはポスターも飾られている

 2月10日、新ひだか町静内吉野町にある静内エクリプスホテル(石川兼吾代表取締役)は、タイトルホルダーをコンセプトとしたコンセプトルームの販売を開始した。

 コンセプトルームは馬産地日高をアピールする客室で2016年8月にスタート。第1弾はメイショウサムソン(2016年8月~2017年2月)、第2弾はマツリダゴッホ(2017年3月~2017年9月)、第3弾はキタサンブラック(2017年10月~2019年9月)、第4弾はロードカナロア(2018年10月~2019年9月)、第5弾はメロディーレーン(2022年5月16日~)で、第6弾はタイトルホルダーが選ばれた。

 タイトルホルダーはメロディーレーンの半弟で、父はドゥラメンテ、母はメーヴェ、母の父がモティヴェイターという牡5歳の鹿毛。新ひだか町静内目名にある岡田スタッドの生産馬となる。

 2018年のセレクトセールサラブレッド当歳において21,600,000円(税込)で山田弘氏に購買された市場取引馬。山田弘氏の所有馬、美浦の栗田徹厩舎の管理馬として競走生活を送っており、2022年2月現在、2021年の菊花賞(G1)、2022年の天皇賞(春)(G1)、2022年の宝塚記念(G1)、2021年の弥生賞ディープインパクト記念(G2)、2022年の日経賞(G2)と5つの重賞競走勝利を含め14戦6勝2着2回の成績を収めている。

 2022年はG1競走2勝などの活躍が認められJRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞。無尽蔵のスタミナ、阪神芝2200mのレコードホルダーという稀有なスピードの持ち主で、多くのファンの支持を集めている。

 コンセプトルームは40m2のスイートルームの1室を改装。寝室の壁一面には2022年の天皇賞(春)(G1)のゴール前の写真が飾られているほか、室内は勝負服のカラーで統一。部屋の装飾品までタイトルホルダー一色となっている。生産者である岡田スタッドの岡田牧雄社長も全面協力。販売開始はタイトルホルダーの誕生日の2月10日に合わせるこだわりようだ。

 コンセプトルームを視察した岡田社長は「寝室の写真の大きさにびっくりしました。この部屋に宿泊するファンがよろこんでくれたらうれしいですね。こういった企画で馬産地や競馬業界全体が盛り上がってくれることを期待します」。タイトルホルダーについては「2月15日に休養先から栗田厩舎に移動しました。春は体調を見ながらですが、日経賞(G2)か大阪杯(G1)から始動するプランが上がっています。応援よろしくお願いします」と話した。

 「タイトルホルダーの軌跡 〜その名は、タイトルホルダー〜」という宿泊プランで、宿泊対象期間は2024年4月28日までの期間限定特別プラン。宿泊料金は一泊一室朝食付28,000円(定員2名)となっている。宿泊特典としてEclipseオリジナルタイトルホルダーグッズがチェックイン時にプレゼントされる。静内エクリプスホテルによると、販売開始と同時に多くの宿泊予約が集まっているという。

 なお、昨年から販売しているメロディーレーンのコンセプトルームも、大好評につき販売を延長。部屋はタイトルホルダーの隣で姉弟揃ってのコンセプトルームになっている。

 詳細は静内エクリプスホテル(https://eclipsehotel.jp/)まで。