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岡田牧場にヒロシゲゴールドがスタッドイン

  • 2023年02月20日
  • スタッドインしたヒロシゲゴールド
    スタッドインしたヒロシゲゴールド
  • 元気な姿で岡田牧場に到着した
    元気な姿で岡田牧場に到着した
  • サウスヴィグラスの後継種牡馬として期待は大きい
    サウスヴィグラスの後継種牡馬として期待は大きい

 2月10日午前8時頃、新ひだか町静内目名にある岡田牧場に、今年から種牡馬として新たに供用を開始するヒロシゲゴールドが、元気な姿でスタッドインした。

 ヒロシゲゴールドは牡8歳の青鹿毛、父はサウスヴィグラス、母はエフテーストライク、母の父はブラックタキシードという血統で、一族には1990年のセントウルS(G3)などを制覇したエーコーシーザー、1986年の金杯(G3)などを制覇したエーコーフレンチなどがいる。

 生産は新ひだか町三石蓬莱にある斉藤正男氏。2016年の北海道サマーセールにおいて、JRA日本中央競馬会が6,480,000円(税込)で購買した。その後はJRA育成馬としてJRA日高育成牧場でトレーニングされ、2017年のJRAブリーズアップセールにおいて27,000,000円(税込)で、吉岡隆氏に購買された。

 ヒロシゲゴールドは西川茂樹氏、(有)ウエストヒルズの所有馬、栗東の北出成人厩舎の管理馬として2017年8月の2歳新馬戦でデビュー。2番人気のペガッソを鼻差退けてデビュー戦を勝利で飾った。

 古馬になり2019年の500万下で2勝目をあげると、1000万下の大須特別、1600万下のなにわSと3連勝を達成。2021年の北海道スプリントC(Jpn3)で1番人気のリュウノユキナを半馬身差退けて重賞初制覇を成し遂げた。ほかにも2021年のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)2着、2020年、2019年のクラスターC(Jpn3)2着、2021年のクラスターC(Jpn3)3着、2019年の東京スプリント(Jpn3)3着とダートグレード競走で活躍。41戦7勝2着5回3着4回の成績を残した。

 種付料は出生条件20万円。事務局は(株)ジェイエスになる。2月8日付けでJRAの競走馬登録を抹消した。

 岡田牧場の岡田隆寛社長は「馬主様が自分の繁殖に種付けして子どもを産ませたいということで、当牧場で種牡馬としてお預かりすることになりました。鼻差で初勝利をあげた新馬戦がとくに印象に残っています。ほかにも門別競馬場で重賞を勝ったりダートの大きいレースも2着に入るなど活躍してくれました。自分の牧場にいる繁殖牝馬にも種付けする計画があります。サウスヴィグラスの後継として少しでも多く産駒を残すことができれば」と話した。