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Yogiboヴェルサイユリゾートファームにオジュウチョウサンがスタッドイン

  • 2023年02月20日
  • スタッドインしたオジュウチョウサン
    スタッドインしたオジュウチョウサン
  • 繋養先はYogiboヴェルサイユリゾートファーム
    繋養先はYogiboヴェルサイユリゾートファーム
  • ネーム入りの馬服を着てポーズを決めた
    ネーム入りの馬服を着てポーズを決めた

 1月23日、日高町庫富にあるYogiboヴェルサイユリゾートファームに、本年から種牡馬として新たに供用を開始するオジュウチョウサンが、元気な姿でスタッドインした。

 2022年12月24日の中山大障害(JG1)後に中山競馬場で引退式を行い、27日付けで競走馬登録を抹消し、2023年1月12日早朝に生まれ育った平取町の坂東牧場に戻ったオジュチョウサンは、Yogiboヴェルサイユリゾートファームにて種牡馬として供用されることが正式に決定。移動後の29日、メディアを前にお披露目された。

 Yogiboヴェルサイユリゾートファームの岩崎崇文代表は「このたび、オジュウチョウサンを生産された坂東牧場様からの紹介でオジュウチョウサンを種牡馬としてお預かりすることになりました。種付けは新冠町の白馬牧場様のほうへ輸送して行う予定です。2月中旬から試験種付を開始して新生活に備えるつもりです。長山尚義オーナーはオジュウチョウサンに種付けするために1月24日の繁殖馬セールで繁殖牝馬を購入されました。現在、当ファームの本場のほうにその繁殖牝馬がいます。ほかにも生産者の坂東牧場様でも繁殖牝馬を用意されているようですし、当ファームでも一頭種付けする計画があります」と話した。

 スタッドイン後のオジュウチョウサンについては「環境の変化にも動じることなく、とても落ち着いています。食欲もありますし、体調はいたって健康です」。今後はファーム内のカフェから一望できるパドックに放牧して、訪れたファンが見学できるようにするよう、放牧地を整備するという。また、オジュウチョウサンのオリジナルグッズも販売していくという。

 オジュウチョウサンは父ステイゴールド、母シャドウシルエット、母の父シンボリクリスエスという血統。現役時代は2016年、2017年、2021年の中山大障害(JG1)、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2022年の中山グランドジャンプ(JG1)、2016年、2017年の東京ハイジャンプ(JG2)、2017年、2019年、2020年の阪神スプリングジャンプ(JG2)、2016年の東京ジャンプS(JG3)など40戦20勝2着2回3着4回、JRA獲得賞金941,377,000円(付加賞含む)の成績を収めた。