馬産地ニュース

レックススタッドで種牡馬展示会が開催

  • 2023年02月15日
  • 新種牡馬マカヒキ
    新種牡馬マカヒキ
  • 新種牡馬オメガパフューム
    新種牡馬オメガパフューム
  • 新種牡馬ストラクター
    新種牡馬ストラクター
  • 新種牡馬パクスアメリカーナ
    新種牡馬パクスアメリカーナ
  • 約400人が来場した
    約400人が来場した

 新ひだか町静内のレックススタッドで2月10日、種牡馬展示会が行われた。

 この日は静内地区3か所で展示会があり、レックススタッドは毎年3か所目として行っている。午前11時30分開始で、今年もラジオNIKKEIの大関隼アナウンサーが司会を担当し、(株)レックスの海老原雄二氏が解説した。年間で最も寒い時期ながら雪は降らず、冷たい風もなく、馬たちは元気な姿を見せた。

 展示会序盤は新種牡馬からで、日本ダービー馬マカヒキと、ダートG1(Jpn1)5勝のオメガパフュームが登場した。マカヒキには友道康夫調教師が、オメガパフュームには安田翔伍調教師が駆けつけ、現役時代のエピソードや長所を伝えた。

 友道調教師は展示会終了後に行われたJRA土曜日のメインレース、洛陽S(L)とクイーンカップ(G3)、日曜日の京都記念(G2)を優勝と、全国で大活躍の週末となった。

 さらに新種牡馬はBCジュヴェナイルターフ(G1)の覇者ストラクター、全姉にG1馬ホエールキャプチャがいる良血馬で、京都金杯(G3)を制したパクスアメリカーナ、ホッカイドウ競馬のスターホースで、地方重賞13勝の実績をひっさげるスーパーステションがいて、来場者の視線を集めた。今年の新種牡馬5頭はすべて種付料100万円未満の設定。過去を振り返ればスクリーンヒーローも初年度30万円とリーズナブルだった。

 レックススタッドのニューフェイスとしては、他にも新入厩馬としてG1馬レッドファルクスとロゴタイプが登場。レッドファルクスは種牡馬生活5年目、ロゴタイプは6年目となる。こちらも環境には慣れた様子で、生産者へ改めてのご挨拶となった。

 この日の展示馬は27頭に及び、初年度から212頭、181頭と多くの繁殖牝馬を集めているゴールドドリームや、今年初年度産駒がデビューするエピカリス、ミッキーグローリーらが力強く周回した。来場者はカタログと照らし合わせながら見たり、スマートフォンで写真や動画を撮ったり、思い思いに馬をチェックした。配布された種牡馬カタログは配合に合いそうなクロスやニックス、分析データを細かく紹介していて、読み応え十分となっている。

 (株)レックスは「今年は約400人の来場がありました。おかげさまで展示会後は反響があり、新規申し込みもあって嬉しく思っています。ご覧いただいた通り、どの種牡馬も順調にシーズンを迎えておりまして、早い馬はすでに種付けを開始しています。」と振り返った。