ダーレー・ジャパン スタリオン コンプレックスでオープンハウス開催
2月6、7、8、9、10、13日の6日間、ダーレー・ジャパンは日高町富浜にあるダーレー・ジャパン スタリオン コンプレックスにおいて、完全予約制でダーレー オープンハウス2023を開催した。
ダーレースタリオンズの今年のラインナップは、新種牡馬のウィルテイクチャージ、パイロ、ファインニードル、サンダースノー、タリスマニック、アメリカンペイトリオット、ディスクリートキャット、タワーオブロンドン、フリオーソ、ホークビル、アドマイヤムーンの11頭。産駒の活躍や新種牡馬の導入に加え、期間中は天候にも恵まれたこともあり、例年以上に牧場関係者、馬主、調教師の来場があった。
オープンハウスは来場者の要望に応えるように、厩舎内や屋外、パレードリンクで展示。各種牡馬の展示ナレーションは、ウマ娘プリティーダービーでシンコウウインディの声を担当する声優の高田憂希さんが担当した。シンコウウインディが功労馬として繋養されていることから、夢のコラボが実現した。
加治屋正太郎ノミネーションマネージャーは「おかげさまで今年はどの日も天候に恵まれまして、多くの方にご来場いただきました。まだ、新型コロナウイルス感染症がまん延してるさなかなのですけれども、去年と比べても来場者数は増えているのと、来られたお客様もよりじっくり、種牡馬をご覧いただいて、会場のなかでもじっくりとお話をして帰られる方が多く見受けられました」と振り返り、新種牡馬のウィルテイクチャージについては、「オープンハウス前からたくさんのお申し込みをいただいてたんですけれども、ご覧いただいたようにすごく雄大な馬格をしていますので、実際に見られた方からのご予約も増えておりまして、うれしい悲鳴というかんじです。華麗なるファミリーとカタログでも謳っているように、母系には多くの活躍馬がいますし、そのファミリーの名にたがわぬ品のある馬体をしております。その点も強調したいポイントになります」と評した。種付料は生後条件で120万円となる。
2歳新種牡馬の2頭に関しては「サンダースノーの産駒はあちこちの育成場から、すごく高い評判をいただいておりまして、ひと安心しているところではありますが、何としてでも成功してほしいというおもいがあります。順調にいってほしいです。ホークビルのほうも、かなり良い産駒が数頭いるという評判もあがってきています。自身の前向きな気性、ヨーロッパで競馬をしましたが血統はアメリカ系の馬ですので、日本でマッチしてくれるのではないかと期待しております」と話した。
ダーレー・ジャパン スタリオン コンプレックスは昨年、10頭のラインナップで過去最高となる1,016頭の種付頭数を記録。今年は11頭でシーズンを迎えたこともあり、「今年もすでに多くのお申し込みをいただいております。なるべくみなさんのご要望にお応えできるように、人馬ともに万全の態勢でシーズンを迎えられたらなあとおもっております」と結んだ。