社台スタリオンステーションにホットロッドチャーリーがスタッドイン
2月5日午前6時40分頃、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションに、今年から種牡馬として新たに供用を開始するホットロッドチャーリーがスタッドインした。
ホットロッドチャーリーは牡5歳のアメリカ産馬。父はオックスボウ、母はインディアンミス、母の父はインディアンチャーリーという血統で、半兄には2019年のBCスプリント(G1)、メトロポリタンH(G1)、フォアゴーS(G1)、チャーチルダウンズS(G1)などを制覇して米牡馬チャンピオンスプリンターに輝いたミトレ(父エスケンデレヤ)がいる。
ホットロッドチャーリーの競走成績は19戦5勝。2020年にデビューし4戦目で初勝利。続くBCジュヴェナイル(G1)で2着になった。
3歳になり2021年のルイジアナダービー(G2)で重賞初制覇。3歳クラシックのケンタッキーダービー(G1)とベルモントS(G1)はともに2着になった。ハスケルS(G1)は1位入線するも最下位降着。ペンシルヴァニアダービー(G1)でG1初制覇を飾った。
古馬になってからは2022年のアルマクトゥームチャレンジR2(G2)とルーカスクラシックS(G2)に優勝。ドバイワールドC(G1)では2着、ホイットニーS(G1)では3着と、G1競走でトップクラスの実力を披露した。
1月24日に来日し千葉県の動物検疫所で輸入検疫を受けたホットロッドチャーリーは、マイナス20度の新天地に元気な姿で到着。休む間もなく種牡馬入りの準備に入った。
社台スタリオンステーション事務局は「映像などで確認していたイメージ通りの馬ですね。アメリカのゴリゴリのダート馬というより、体高があって伸びやかで柔らかい馬です。硬いところを歩いても足音がしないしなやかな動きをしますね。この馬のバネとか心肺機能が武器だったのかという気がします。日本の馬場適性でいうと芝もダートも両方いけるのではないかとおもいます。導入の発表は遅かったのですが、すでに多くの配合申し込みをいただいております。展示会で実馬をご覧になってさらに増えるのではと期待しております」と話した。2023年度の種付料は受胎条件200万円(フリーリターン特約対象)となっている。