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オウケンブルースリが種牡馬引退

  • 2023年01月30日
  • 種牡馬引退が決まったオウケンブルースリ
    種牡馬引退が決まったオウケンブルースリ
  • 10年間過ごしたイーストスタッドを後にした
    10年間過ごしたイーストスタッドを後にした
  • 今後はうらかわ優駿ビレッジAERUで余生を送る
    今後はうらかわ優駿ビレッジAERUで余生を送る

 1月20日、浦河町西幌別にあるイーストスタッドにおいて種牡馬生活を送っていたオウケンブルースリが種牡馬を引退することが決まり、浦河町西舎にあるうらかわ優駿ビレッジAERUに移動した。

 オウケンブルースリは牡18歳の栗毛。父はジャングルポケット、母はシルバージョイ、母の父はシルヴァーデピュティという血統。早来町源武のノーザンファームで生産され、2005年のセレクトセールサラブレッド当歳において、31,500,000円(税込)で福井明氏によって購買された市場取引馬として有名だ。

 現役時代のオウケンブルースリは福井明氏の所有馬、栗東の音無秀孝厩舎の管理馬として、2008年4月の3歳未勝利戦でデビュー。3戦目で勝ち上がると一気の3連勝を決めた。神戸新聞杯(Jpn2)3着後に一番人気で出走した菊花賞(Jpn1)に優勝。デビューから184日目での勝利は、2歳戦が整備された1946年以降のスピード記録だった。

 古馬になってからは2009年の京都大賞典(G2)に優勝したほか、2009年のジャパンC(G1)や2010年の京都大賞典(G2)、2011年のAR共和国杯(G2)、2012年の京都大賞典(G2)で2着になるなど重賞戦線で活躍。通算成績は27戦5勝2着5回3着2回、獲得賞金は503,863,000円に上った。

 現役引退後の2013年から種牡馬として供用開始。産駒数は決して多くなかったが、2018年の共同通信杯(G3)を制覇したオウケンムーンという重賞勝ち馬を送り出した。2021年、2022年の種付け頭数は0頭だった。

 事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーは「種牡馬として預けてくださったオーナーには感謝の気持ちでいっぱいです。ふだんはおとなしくとても扱いやすい馬でスタッフからとても愛された種牡馬でした。明るい栗毛で特徴的な愛くるしい顔をしているのでファンがとても多い馬でした。産駒数には恵まれませんでしたが、オウケンムーンという重賞勝ち馬も送り出してくれました。種牡馬引退は残念ですがAERUに行っても元気で長生きしてほしいです」と話した。