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スーパーステションがレックススタッドでスタッドイン

  • 2022年12月20日
  • レックススタッドで種牡馬入りしたスーパーステション
    レックススタッドで種牡馬入りしたスーパーステション
  • ホッカイドウ競馬で輝かしい実績を残した
    ホッカイドウ競馬で輝かしい実績を残した
  • カネヒキリの後継種牡馬として期待は大きい
    カネヒキリの後継種牡馬として期待は大きい

 新ひだか町静内目名にあるレックススタッドにおいて、スーパーステションが来年から種牡馬生活を送ることになった。

 スーパーステションは牡8歳の栗毛。父はカネヒキリ、母はワイルドイマージュ、母の父はワイルドラッシュという血統で、新ひだか町静内古川町にあるグランド牧場の生産馬になる。

 スーパーステションは2016年にホッカイドウ競馬の角川秀樹厩舎から2歳新馬戦JRA認定フレッシュチャレンジ競走でデビューし初勝利。2017年の王冠賞で重賞初制覇を成し遂げると、破竹の5連勝で水沢競馬場にて行われたダービーGPを制覇した。2018年はホッカイドウ競馬において、コスモバルク記念、赤レンガ記念、星雲賞、旭岳賞、瑞穂賞、道営記念と6戦6勝の快進撃。この年の北海道競馬記者クラブ道新スポーツのサラブレッド系3歳以上の年度代表馬を受賞した。

 2019年はコスモバルク記念、赤レンガ記念、星雲賞、旭岳賞を連覇。2020年は2度目の瑞穂賞制覇を果たした。その後は脚部不安で長期休養。復帰戦となった今年8月の平取町長杯「平取すずらん」特別を1年10カ月ぶりに勝利したが、結果的にこれがラストランとなった。

 競走成績は32戦20勝2着1回3着3回。ホッカイドウ競馬では脚部不安と常に闘いながら重賞13勝という輝かしい功績を讃え、優秀馬引退表彰式を11月10日に日高町富川駒丘にある門別競馬場で実施。馬主のグランド牧場や角川調教師、主戦を務めた阿部龍騎手らを表彰した。

 2023年の種付け料は受胎条件20万円(フリーリターン対象馬)。事務局の(株)レックスは「試験種付をしましたが、とてもスムーズでした。あとは種付シーズンを待つばかりです。現役時代はホッカイドウ競馬で無敵を誇った名馬でした。カネヒキリの貴重な後継種牡馬としても楽しみな存在だとおもいます。種付条件もリーズナブルだとおもいますので配合のご検討のほど、よろしくお願いいたします」と話した。