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JBBAが軽種馬営農指導研修会開催

  • 2022年12月14日
  • 新ひだか町で行われた軽種馬営農指導研修会
    新ひだか町で行われた軽種馬営農指導研修会
  • 講師を務めた原田要総括畜産コンサルタント
    講師を務めた原田要総括畜産コンサルタント
  • ITを活用した経営支援についての意見交換も行われた
    ITを活用した経営支援についての意見交換も行われた

 11月18日、公益社団法人日本軽種馬協会(JBBA、河野洋平会長理事)は新ひだか町静内本町にある日高生産連ビル3階会議室において、令和4年度軽種馬営農指導研修会を開催した。

 この研修会はJBBAによる令和4年度軽種馬経営高度化指導研修事業の一環。日高管内の農業協同組合職員、農業改良普及センター、北海道日高振興局、日高管内の町役場、軽種馬農業協同組合などの営農指導者を対象にしたもので、当日はJBBA、JRAファシリティーズ、ひだか東農業協同組合、みついし農業協同組合、しずない農業協同組合、新冠町農業協同組合、門別町農業協同組合、日高軽種馬農業協同組合、日高農業改良普及センター、中央畜産会、鹿児島県の職員らが出席した。

 この日の研修会は、第1部が営農指導における経営データの活用、第2部がIT(情報)を活用した軽種馬経営の支援について、の2部構成。中央畜産会に委託して行われた。

 第1部では中央畜産会工藤健一郎専門役が、「『皆様の経営概況』と青色申告の活用」をテーマに、軽種馬経営管理指導検討委員の原田要総括畜産コンサルタントが「営農指導における経営把握の留意点」をテーマに講義。工藤専門役は「皆様の経営概要」の紹介、「皆様の経営概要」と青色申告決算書との関係、青色申告決算書と生産費調査の関係などについて、原田総括畜産コンサルタントは、収益構成(産駒販売・受託料・生産者賞・シンジケート収入・その他)の分析、種付費、繁殖牝馬償却費、販売価格の関連性、競走馬経費の分析、動向見通しなど、種苗費、飼料・敷料・肥料費の分析、放牧地の管理、自給飼料の質といった、経営者に学んだ軽種馬経営分析の着眼点、所得にそった生活の実践ができること、ゆとりある経営で、生産性、収益性を追求した経営が出来ること、借入金が円滑に償還できること、土地、機械施設、家畜の維持管理と投資が適切に出来ること、といった農業経営者の10か条などを説明した。

 第2部は軽種馬経営管理指導検討委員の朝井洋JRAファシリティーズ顧問が進行。現在行っている経営支援の過程などを説明し、各団体が行っている取り組みや課題などについて意見交換した。