ホッコータルマエがイーストスタッドに移動
11月30日、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションにて供用されていたホッコータルマエが、浦河町西幌別にあるイーストスタッドに移動した。
ホッコータルマエは牡13歳の鹿毛。父はキングカメハメハ、母はマダムチェロキー、母の父はチェロキーランという血統で、2010年の北海道セレクションセールにおいて15,750,000円(税込)で取引された市場取引馬として知られる。
ホッコータルマエの競走成績は39戦17勝2着5回3着7回。2012年のレパードS(G3)で重賞初制覇を飾ると、その後は2013年の佐賀記念(Jpn3)、名古屋大賞典(Jpn3)、アンタレスS(G3)、かしわ記念(Jpn1)、帝王賞(Jpn1)、JBCクラシック(Jpn1)、東京大賞典(G1)、2014年の川崎記念(Jpn1)、チャンピオンズC(G1)、東京大賞典(G1)、2015年の川崎記念(Jpn1)、2016年の川崎記念(Jpn1)と多くのダートグレード競走に勝利し、2013年、2014年、2015年にはDグレード競走特別賞馬を、2014年には最優秀ダートホースを受賞した。
現役引退後の2017年に優駿スタリオンステーションで種牡馬入り。種牡馬としては2年単位でイーストスタッドと繋養地を移動している。イーストスタッドは2019年、2020年以来で、今回は2023年と2024年の2年の供用になる。
ホッコータルマエは種牡馬入り以来、キングカメハメハの後継種牡馬として人気が高く、2017年は164頭、2018年は182頭、2019年は208頭、2020年は161頭、2021年は172頭、2022年は168頭と交配。種牡馬成績も素晴らしく、地方2歳リーディングは現在1位。2022年の兵庫ChS(Jpn2)を制覇したブリッツファング、2022年のJBC2歳優駿(Jpn3)を制覇したゴライコウをはじめ、多くの活躍馬を送り出している。
2023年の種付料は前年より50万円増の300万円(受胎確認後、フリーリターン付き)に決定。産駒の活躍によりすでに満口になっている。イーストスタッドは「前回よりも馬体も産駒成績もパワーアップして入厩してきました。来年の種付シーズンは当然人気になることが予想されます。このまま状態をキープして良いコンディションで種付シーズンに臨みたいです」と話した。