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ロゴタイプがレックススタッドに移動

  • 2022年12月13日
  • レックススタッドに移動してきたロゴタイプ
    レックススタッドに移動してきたロゴタイプ
  • 元気な姿で新天地に到着した
    元気な姿で新天地に到着した
  • 皐月賞(G1)をコースレコードで制覇した
    皐月賞(G1)をコースレコードで制覇した

 12月1日、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送っていたロゴタイプが、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに移動した。

 ロゴタイプは牡12歳の黒鹿毛。父はローエングリン、母はステレオタイプ、母の父はサンデーサイレンスという血統で、祖母は1993年のローズS(G2)などを制覇したスターバレリーナ、母の半姉は2001年の中日新聞杯(G3)などを制覇したグランパドドゥ、一族には2012年のアイビスサマーダッシュ(G3)、キーンランドC(G3)、2013年の函館スプリントS(G3)などを制覇したパドトロワなどがいる。千歳市の社台ファームの生産になる。

 ロゴタイプの競走成績は30戦6勝2着4回3着4回。2012年6月に函館の2歳新馬戦で初勝利。函館2歳S(G3)、札幌2歳S(G3)はともに4着に敗退したが、暮れの朝日杯フューチュリティS(G1)は7番人気ながら2番手から抜け出すと、1番人気のコディーノをクビ差退けてG1初制覇を成し遂げた。この勝利が決め手となり2012年のJRA賞最優秀2歳牡馬のタイトルを受賞した。

 翌2013年は始動戦のスプリングS(G2)を快勝。1番人気に支持された皐月賞(G1)は、1分58秒0のコースレコードで2着のエピファネイアを半馬身差で退けて優勝した。その後は惜敗が続いたが2016年の安田記念(G1)で復活。モーリス、サトノアラジン、イスラボニータ、ダノンシャークらを尻目に逃げ切り3つ目のG1タイトルを手にした。

 現役引退後の2017年に種牡馬入り。これまでに2世代がデビューしており、2021年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)2着のラブリイユアアイズなど産駒を送り出している。

 事務局の(株)レックスは「ロゴタイプの父ローエングリンやいとこのパドトロワとも当スタッドで繋養していたので不思議な縁を感じます。関係者のみなさまの期待に応えるためにも、しっかりと管理、サポートしていきます。来年13歳とまだ若い種牡馬です。これからの産駒の活躍を期待しています」と話した。2023年の種付料は50万円(受胎確認後。フリーリターン付き)に設定されている。