胆振軽種馬農協青年部チャンネルで「胆振地区生産育成技術講座2022WEBセミナー」を配信
胆振軽種馬農協青年部が、11月28日に会員向けのライブ配信を行った、「胆振地区生産育成技術講座2022WEBセミナー」のYouTube上でのアーカイブ配信を開始した。
胆振軽種馬農協青年部は昨年の「血統に関するWEBセミナー」も、アーカイブ化し、YouTube上で配信を行っている。そのWEBセミナーではZoomのシステムを用いながら、血統評論家の望田潤氏、血統評論家・株式会社ミエスク代表取締役の栗山求氏、競馬評論家・株式会社K-MATE代表取締役の亀谷敬正氏を講師として招き、それぞれの視点から血統についての意見交換を行った。
今年の「胆振地区生産育成技術講座2022」では、昨年のWEBセミナーにも出演した望田氏が講師役を務め、2022年産の当歳馬が初年度産駒となる新種牡馬7頭(アドマイヤマーズ、サートゥルナーリア、ルヴァンスレーヴ、シスキン、ナダル、ミスターメロディ、モズアスコット)について、画面に映し出された種牡馬の動画と並行する形で、血統と馬体の両面から産駒の特徴について考察を行った。
また、望田氏は青年部と共に10月5日に、社台ファーム、ノーザンファームYearling、追分ファームリリーバレー、白老ファームYearlingへと視察に訪れ、7頭の種牡馬の産駒を実際に見学。その際撮影された38頭の産駒動画も交えながら、各馬の血統解説や産駒傾向を分かりやすく伝えていた。
動画の最後で望田氏は、「4つの牧場の皆さんには血統だけでなく、馬体も素晴らしい馬を見せていただきました。今回は種牡馬についての検証となりましたが、自身の特徴を産駒に遺伝させていくだけでなく、繁殖牝馬の良さを産駒にどう伝えていくかも、配合では重要だと思っています」と語った。
司会進行を務めた胆振軽種馬農業協同組合事務局の高橋啓太氏は、「昨年に続いてのWEBセミナーでしたが、今年も胆振地区だけでなく遠方の関係者からも視聴参加頂けたのは、WEBならではの良さだと思います。今後もこういった機会を作りたいと思っていますが、コロナ前まで開催していた有識者をお招きしての講演会なども来年は再開できればと考えています」と来年以降のセミナーについてのプランも述べていた。
視聴用URLはhttps://youtu.be/jfJbs0rgr68/となっている。