馬産地ニュース

令和4年度ホッカイドウ競馬が開催終了

  • 2022年11月17日
  • 初のリーディングジョッキーに輝いた落合玄太騎手
    初のリーディングジョッキーに輝いた落合玄太騎手
  • 8年連続8回目のリーディングトレーナーとなった田中淳司調教師
    8年連続8回目のリーディングトレーナーとなった田中淳司調教師
  • 「カウントアップチャレンジ2022」のカウントアップSを受賞したスティールペガサス
    「カウントアップチャレンジ2022」のカウントアップSを受賞したスティールペガサス

 11月10日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において開催されていた、令和4年度(2022年度)のホッカイドウ競馬が、15開催85日間の全日程を終了した。

 本年度のホッカイドウ競馬は4月13日に開幕。今年度の開催は、新型コロナウイルス感染症対策のため、門別競馬場では入場制限などを実施したが、今年度もインターネット発売が好調に推移したため、発売額が昨年に引き続き520億円の大台を突破し、ホッカイドウ競馬史上最高額の52,778,575,710円となった。

 計画対比は120.2%、前年対比は100.9%。発売金額が前年度を上回るのは12年連続で、500億円を超えるのは昨年、一昨年に続き3年連続になる。

 ホッカイドウ競馬を運営する北海道軽種馬振興公社は「これもひとえに、関係各位をはじめ、関係団体の多大なるご支援とご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。今後、年度末までJRAや南関東競馬などの他場発売をしていきますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます」とコメントを発表した。

 本年度のホッカイドウ競馬のリーディングは、調教師部門が144勝を記録した田中淳司調教師。8年連続8回目のリーディングトレーナーに輝いた。144勝は自らが2021年シーズンに記録した143勝を1勝上回る、ホッカイドウ競馬におけるシーズン最多勝利記録で充実の1年となった。2位は121勝の角川秀樹調教師、3位は72勝の小野望調教師だった。田中調教師は「上々のシーズンだったとおもいます。2歳戦についてはもっとやれることがあったとおもいます。来年も変えるところは変えて攻めの姿勢で臨んでいきたいです」と話した。

 騎手部門は137勝を記録した落合玄太騎手。2018年のデビューから5年目で初めてのリーディングジョッキーに輝いた。2位は113勝の桑村真明騎手、3位は94勝の石川倭騎手だった。落合騎手は「今年は最初からリーディングを狙っていました。もっと勝てたという気持ちもありますが、137勝という数字には満足しています。ただ、トップに立ってからずっと追われる立場だったので、精神的にもきつくて今シーズンはとても長く感じました。リーディングは続けて取ることが大事になってきます。来年も1鞍1鞍大事に乗っていきたいです」と話した。

 一般社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会(吉田勝己会長)の支援のもと実施された、有力馬の継続的な参戦による興趣ある番組の提供を目的とした「カウントアップチャレンジ2022」については、カウントアップS(スプリント)は、ウポポイオータムスプリントと道営スプリントの2つの対象競走に優勝したスティールペガサスが受賞。カウントアップM(ミドル・マイル)とカウントアップL(レディス)は対象馬がいなかった。