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チュウワウィザードが優駿スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2022年10月18日
  • スタッドインしたチュウワウィザード
    スタッドインしたチュウワウィザード
  • 元気な姿で優駿スタリオンステーションに到着した
    元気な姿で優駿スタリオンステーションに到着した
  • 堂々とした佇まいで均整の取れた好馬体を披露した
    堂々とした佇まいで均整の取れた好馬体を披露した

 10月15日午前8時頃、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションに、来年から種牡馬として新たに供用を開始するチュウワウィザードが、元気な姿でスタッドインした。

 チュウワウィザードは牡7歳の青鹿毛。父はキングカメハメハ、母はチュウワブロッサム、母の父はデュランダルという血統で、いとこには2018年のチャンピオンズC(G1)、マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)、ジャパンダートダービー(Jpn1)、ユニコーンS(G3)、2017年の全日本2歳優駿(Jpn1)などを制覇して、2018年度のJRA賞最優秀ダートホースとNARグランプリダートグレード競走特別賞馬を受賞したルヴァンスレーヴ、おばに2018年のクイーン賞(Jpn3)などを制覇したアイアンテーラーのほか、ダイナフェアリー、ローゼンカバリー、サマーサスピション、ホクトスルタン、ドリームシグナル、アークヴィグラスなどの重賞勝ち馬がいる。安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬になる。

 チュウワウィザードは中西忍氏の所有馬、栗東の大久保龍志厩舎の管理馬として競走馬生活を送り、通算成績は26戦11勝2着6回3着6回。2018年2月のデビューからダート戦に参戦し、2018年12月の名古屋グランプリ(Jpn2)で重賞初制覇を飾った。翌2019年にはダイオライト記念(Jpn2)と平安S(G3)を連勝。浦和競馬場で行われたJBCクラシック(Jpn1)でオメガパフュームの猛追を鼻差しのいでビッグタイトルを獲得した。

 2020年には川崎記念(Jpn1)とチャンピオンズC(G1)に優勝し、JRA賞最優秀ダートホースを受賞。ドバイワールドC(G1)は2021年に2着、2022年に3着。今年は2度目の川崎記念(Jpn1)制覇を成し遂げた。

 10月13日付でJRAの競走馬登録を抹消したチュウワウィザードのスタッドインには、優駿スタリオンステーションの飛渡清一代表取締役やスタッフ、事務局(株)優駿の須崎孝治代表取締役をはじめとした役職員、日高町の生産者などが出迎え。期待の新種牡馬に熱いまなざしを送った。

 (株)優駿は「500kgを超える大型のダートホースが多いなかで、チュウワウィザードは均整の取れたバランスの良い馬体をしていて、掛け値なしに良い馬だと惚れ惚れします。ゴールドドリームやインティ、クリソベリル、モズアスコット、カフェファラオ、タイムフライヤー、アルクトス、サンライズノヴァといった錚々たるメンバー相手にチャンピオンズC(G1)を制して最優秀ダートホースになり、ドバイでは世界の強豪相手に2着、3着と大健闘と、競走能力も確かです。いとこにはルヴァンスレーヴをはじめ数多くの活躍馬がいるファンシミン系です。ダートでの裏付けがある血統ですし、キングカメハメハの後継種牡馬として本当に楽しみです。おかげさまでスタッドインの発表直後から問い合わせの電話が鳴りやまず、事務局としても期待の大きさをひしひしと感じているところです。このようなダートのトップホースを種牡馬として迎え入れることができて関係者のみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。