馬産地ニュース

門別軽種馬生産振興会が馬魂慰霊祭開催

  • 2022年10月12日
  • 門別軽種馬生産振興会の馬魂慰霊祭
    門別軽種馬生産振興会の馬魂慰霊祭
  • 馬魂碑の前であいさつする槇本一裕会長
    馬魂碑の前であいさつする槇本一裕会長
  • ホウヨウボーイなどが眠る墓地
    ホウヨウボーイなどが眠る墓地

 10月7日、門別軽種馬生産振興会(槇本一裕会長)は日高町緑町にある日高軽種馬農業協同組合門別種馬場跡地の馬魂慰霊碑前において、馬魂慰霊祭を執り行った。

 馬魂慰霊祭は振興会の恒例行事。毎年、10月の「7」の付く日に行われている。馬魂慰霊碑の周辺には馬頭観世音菩薩やかつて門別種馬場にて種牡馬として繋養されていたホウヨウボーイの墓碑などが建立されている。

 馬魂慰霊祭には槇本会長ら会員、公益社団法人日本軽種馬協会の木村貢顧問、日高軽種馬農業協同組合の庄野宏志理事、梁川正普理事、小島謙治業務部長、日高町獣医師会の沖田正憲会長、(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブの秋山達也営業部長、ひだか・ホース・フレンズの村上善巳場長らが参列。富川神社の高橋秀徳宮司の神事に則って、門別の軽種馬産業発展、軽種馬生産育成のレベルアップに貢献した競走馬、種牡馬、繁殖牝馬などの功労馬に感謝の気持ちを伝えて冥福を祈り、今後の門別産馬や愛馬の活躍、無事の出産、軽種馬生産のさらなる発展を祈願した。

 槇本会長は「本日はお寒いなか、みなさまにご出席いただきまことにありがとうございます。今年も無事に馬魂慰霊祭を執り行うことができました。われわれ門別軽種馬生産振興会は今後とも馬産が発展するよう頑張っていきたいとおもいます。みなさまのご協力、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」とあいさつした。

 門別地区の生産馬は今年、高松宮記念(G1)を制覇したナランフレグ、ジャパンダートダービー(Jpn1)を制覇したノットゥルノ、かしわ記念(Jpn1)、エンプレス杯(Jpn2)、スパーキングLC(Jpn3)、マリーンC(Jpn3)などを制覇したショウナンナデシコ、金鯱賞(G2)、札幌記念(G2)などを制覇したジャックドール、京都記念(G2)を制覇したアフリカンゴールド、スプリングS(G2)を制覇したビーアストニッシド、マイラーズC(G2)を制覇したソウルラッシュ、キーンランドC(G3)を制覇したヴェントヴォーチェ、小倉2歳S(G3)を制覇したロンドンプラン、サウジアラビアRC(G3)を制覇したドルチェモア、七夕賞(G3)を制覇したエヒト、平安S(G3)を制覇したテーオーケインズなどが活躍。今後の秋のJRAG1シリーズをはじめとした重賞競走でのさらなる活躍が期待されている。