JRA日本中央競馬会のセプテンバーセール購買馬が宮崎育成牧場に移動
9月26日、JRA日本中央競馬会が北海道セプテンバーセールで購買した1歳馬が、宮崎県宮崎市にあるJRA宮崎育成牧場へ移動した。
JRAは9月20日、21日、22日の3日間に渡り新ひだか町神森にある北海道市場において開催された、日高軽種馬農業協同組合主催の北海道セプテンバーセールにて、牡7頭、牝8頭の合計15頭を総額135,300,000円(税込)で購買。12頭のうちJRA宮崎育成牧場では牝馬3頭を管理することになった。
当初は9月23日に移動する予定だったが、交通事情により26日に変更。3頭のうち1頭はJRA日高育成牧場から、2頭は北海道市場から積み込まれた。
3頭は函館からフェリーで青森へ行き、途中、新潟競馬場で一泊。9月29日朝、無事、JRA宮崎育成牧場に到着したという。
JRAによる今年の1歳市場での購買は、北海道セプテンバーセールで終了。2021年生産のJRA育成馬は、九州1歳市場、八戸市場、北海道セレクトセール、北海道セレクションセール、北海道サマーセール、北海道セプテンバーセールで購買した74頭に、JRA日高育成牧場生産の9頭を加えた83頭になった。
このうちJRA宮崎育成牧場では、九州1歳市場で購買した牝馬1頭、八戸市場で購買した牡1頭、牝3頭、北海道セレクションセールで購買した牡5頭、牝1頭、北海道サマーセールで購買した牡4頭、牝2頭、北海道セプテンバーセールで購買した牝3頭、JRAホームブレッドの牡1頭、牝1頭の合計22頭を育成調教する。
購買を担当した秋山健太郎JRA馬事部生産育成対策室上席調査役は「今年はどの市場も活発で盛況でした。JRAとしてはおもうような購買ができなかったケースもありました。とくに今年は地方競馬の補助馬購買が多く、ダート種牡馬の購買では苦戦した傾向があります。それでもアニマルキングダムやカリフォルニアクローム、ニューイヤーズデイ、レイデオロ、スワーヴリチャードなどの新種牡馬産駒を含め、バラエティに富んだ種牡馬産駒を揃えることができました。来年のブリーズアップセールを楽しみにしていただきたいです」と話した。