馬産地ニュース

JRA日本中央競馬会のセプテンバーセール購買馬が日高育成牧場に移動

  • 2022年10月12日
  • 12頭がJRA日高育成牧場に入厩した
    12頭がJRA日高育成牧場に入厩した
  • 15,400,000円(税込)で購買したアムールレジェンド2021
    15,400,000円(税込)で購買したアムールレジェンド2021
  • 12,100,000円(税込)で購買したサパス2021
    12,100,000円(税込)で購買したサパス2021

 9月26日、JRA日本中央競馬会が北海道セプテンバーセールで購買した1歳馬が、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場に移動した。

 JRAは、新ひだか町静内神森にある北海道市場を会場に、9月20日、21日、22日に開催された日高軽種馬農業協同組合主催の北海道セプテンバーセールにおいて、牡7頭、牝8頭の合計15頭を総額135,300,000円(税込)で購買。JRA日高育成牧場には15頭のうちの牡7頭、牝5頭の合計12頭が移動してきた。

 各飼養先から移動してきた12頭は、石丸睦樹場長や頃末憲治副場長ら職員による馬体チェック、歩様検査、馬体重測定、採血、マイクロチップ検査などを経て用意された馬房へ入った。

 6月の九州市場から続けてきた今年の1歳市場でのJRAの購買は、北海道セプテンバーセールで終了。今年は全国6か所の1歳市場において牡39頭、牝35頭の合計74頭を総額643,372,000円(税込)で購買した。2021年にJRA日高育成牧場で生産された牡5頭、牝4頭の合計9頭のJRAホームブレッドを加えた83頭が、2021年産のJRA育成馬になる。83頭のうちJRA日高育成牧場では、牡33頭、牝28頭の合計61頭を育成調教していく。

 12頭の移動を終えた石丸場長は「これでJRAの購買は終了してラインナップが揃いました。今回のセプテンバーセールで購買した馬たちも、コンサイナーの方々のおかげでしっかりと仕上がった状態で入厩できました。早速、今週から馴致を始めて徐々に乗り込んでいこうと考えております。冬の間はしっかりと基礎体力をつけて、春先へ向けて坂路でトレーニングをして、4月の育成馬展示会においては、みなさまに元気な姿をお披露目したいとおもいます。しっかりと育ててよい成績が残せるように頑張ってまいりたいとおもいます。今年は少し原点に立ち返って、人と馬との関係づくりというところに注力していきたいと考えております。1頭1頭時間をかけて、そしてデビューしたときに能力を発揮できるような調教をして、誰が乗っても乗りやすい馬、走る馬をつくっていきたいです」と話した。