ひだかうまキッズ探検隊が札幌競馬場を見学
9月10日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowaが主宰する「ひだかうまキッズ探検隊2022」は、札幌市中央区にあるJRA日本中央競馬会の札幌競馬場(越智直弘場長)を見学した。
馬産地の新ひだか町において「馬を通して繋がる・結ぶ」活動を行なっているひだかうまキッズ探検隊の活動は今年で6年目。札幌競馬場を見学するのは初めてで今回は19人のキッズが参加した。
この日、キッズを乗せた貸し切りバスは朝7時半ころ、新ひだか町を出発。競馬場で出迎えた越智場長は「みなさん、こんにちは。今日はようこそ札幌競馬場へお越しくださいました。札幌競馬場は先週まで競馬を開催していました。競馬場に来るのが初めての人もそうでない人も今日は競馬場の施設がどんな様子なのか楽しんでいってください」とあいさつした。
キッズのガイド役は藤沢流副場長が担当。エレベーターで4階に上がると最初にテレビの競馬番組を収録するスタジオを見学。キッズたちはスタジオセットの椅子に座り、キャスター気分を味わった。
続いて開催中はJRAの限られた職員しか入れない決勝審判室に潜入。藤沢副場長は3頭同着の珍しい決勝写真を見せて、「決勝写真に写っているのは全部ゴール前のところで、ゴールのところを何枚も何枚もつなぎ合わせています」と写真判定を行う仕組みを説明した。
その後は出走馬が出走前に馬体重測定などを行う装鞍所、パドックを見学。騎手がレース前とレース後に斤量を測定する検量室にも入り、100g単位の重りで負担重量を調整するシステムについても学んだ。
芝コースでは競走馬の気持ちになったように50mでかけっこ。藤沢副場長も飛び入りで参加しキッズたちと汗を流した。
最後はスタンドの来賓室で中山競馬場と中京競馬場のレースをテレビで観戦。札幌馬主協会の岡田牧雄会長によるパドック診断を聞きながら、どの馬が勝つか思い思いに考えた。
キッズは普段立ち入ることができない競馬場の裏側を見てびっくりした様子。キッズたちからのいろいろな質問に答えた藤沢副場長は、キッズたちの競馬や競走馬の詳しさに感心していた。