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マスターフェンサーがイーストスタッドにスタッドイン

  • 2022年09月21日
  • スタッドインしたマスターフェンサー
    スタッドインしたマスターフェンサー
  • 元気な姿でイーストスタッドに到着
    元気な姿でイーストスタッドに到着
  • ジャスタウェイの後継種牡馬として期待が大きい
    ジャスタウェイの後継種牡馬として期待が大きい

 9月17日、浦河町西幌別にあるイーストスタッドに、来年から種牡馬として新たに供用を開始するマスターフェンサーがスタッドインした。

 マスターフェンサーは牡6歳の栗毛。ジャスタウェイのファーストクロップの一頭で、母はセクシーザムライ、母の父はデピュティミニスター、半兄には2017年の名古屋グランプリ(Jpn2)2着、2018年の佐賀記念(Jpn3)2着のトップディーヴォがいる血統。浦河町西舎にある三嶋牧場の生産馬になる。

 マスターフェンサーは(株)吉澤ホールディングスの所有馬、栗東の角田晃一厩舎の管理馬として2018年9月にデビュー。3戦目で初勝利、続く500万下も連勝し2勝目をあげた。

 3歳春にはアメリカへ遠征して日本産馬として初めてケンタッキーダービー(G1)に出走して6着。ベルモントS(G1)は5着に健闘した。

 帰国後の2020年にマーキュリーC(Jpn3)で重賞初制覇。9月の白山大賞典(Jpn3)、12月の名古屋グランプリ(Jpn2)に制覇しダートグレード競走3連勝を成し遂げた。昨年はマーキュリーC(Jpn3)連覇を達成。22戦8勝2着4回の成績を残し今年4月30日付で競走馬登録を抹消した。

 スタッドインに立ち会った吉澤ステーブルスタッフは「去年の10月にけがをして滋賀県の吉澤ステーブルWESTで休養してまして、今年の4月30日に浦河の吉澤ステーブルに戻ってきてウォーキングマシンなどで軽い運動をしながら静養していました。こうして怪我も癒えて種牡馬入りとなりました。元をたどれば(吉澤克己)社長がキーンランドで買ってきた繁殖(セクシーザムライ)から始まった血統です。お母さんは牝馬を一頭も生まずに去年亡くなってしまったので、この血を繋ぐのはマスターフェンサーだけになってしまいました。マスターフェンサーが吉澤ステーブルで育成していたころ、半兄のトップディーヴォが活躍していたので、マスターフェンサーにも期待していたのですが、まさかケンタッキーダービー(G1)に出走できるとはと感謝しています。今度はマスターフェンサーの子どもでケンタッキーダービー(G1)へ行ければ最高ですね」と話した。

 種付料は未定。事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーは「アメリカの遠征したケンタッキーダービー(G1)やベルモントステークス(G1)での好走は、強く印象に残っています。ワールドベストホースランキングで世界一になったジャスタウェイの最初の後継種牡馬になるとおもいますし、母のセクシーザムライも本馬のほかに活躍馬を出している血統的な魅力ありますので期待しています」とコメントした。