馬産地ニュース

JRA日本中央競馬会のセレクションセール、サマーセール購買馬が宮崎育成牧場へ到着

  • 2022年09月16日
  • 北海道市場馬積み下ろし場に集まった馬運車
    北海道市場馬積み下ろし場に集まった馬運車
  • 乗車前のマイクロチップ検査
    乗車前のマイクロチップ検査
  • おとなしく馬運車に乗り込んだ
    おとなしく馬運車に乗り込んだ

 9月9日、JRA日本中央競馬会が北海道セレクションセール、北海道サマーセールで購買した1歳馬が、宮崎県宮崎市にあるJRA宮崎育成牧場に到着した。

 JRAは、新ひだか町静内神森にある北海道市場にて、7月26日、27日に開催された北海道セレクションセールと、8月22日から26日まで開催された北海道サマーセールの2つのセールを合わせ、牡31頭、牝22頭の合計53頭を総額469,920,000円(税込)で購買。53頭のうち、宮崎育成牧場では牡9頭、牝3頭の合計12頭を管理することになった。12頭の父はアニマルキングダム、エスポワールシチー、オルフェーヴル、サトノダイヤモンド、シルバーステート、スズカコーズウェイ、スワーヴリチャード、デクラレーションオブウォー、ドゥラメンテ、ホッコータルマエ、マインドユアビスケッツ、リアルスティールになる。

 北海道セレクションセールでの購買馬は、すでに入厩していたJRA日高育成牧場から牡5頭、牝1頭の合計6頭が9月6日に馬運車に乗車。北海道サマーセールの購買馬は9月6日に、牡4頭、牝2頭が北海道市場の馬積み下ろし場に集まり、マイクロチップ検査を経て馬運車に乗り込んだ。2台の馬運車に乗車した12頭は、陸路で函館へ行き、函館からはフェリーで本州へ移動。新潟競馬場で一泊してから宮崎育成牧場へ向かった。

 宮崎育成牧場では、今回移動した12頭のほか、九州1歳市場での購買馬1頭、八戸市場での購買馬4頭、JRAホームブレッド2頭を合わせ19頭を管理。JRAでは9月20日、21日、22日に北海道市場で開催される北海道セプテンバーセールでも15頭ほどの購買を予定しており、その中から宮崎育成牧場へ行く馬も数頭いるという。

 北海道市場の馬積み下ろし場での引きつけに立ち会った宮崎育成牧場の酒井哲志業務課長は、集まった軽種馬関係者に「本日はお忙しいところ、馬の引きつけにお集まりいただきありがとうございます。皆さまからお預かりした馬は、来年のブリーズアップセールに向けてしっかりと育成していきますので、よろしくお願いいたします」とあいさつ。12頭は宮崎育成牧場に到着後、環境に慣らしてから徐々に馴致を始めるという。