9月3日、北海道日高振興局は、JRA北海道シリーズの最終週を迎えた札幌競馬場の2階パドックテラス特設エリアにおいて、ひだかフェアを開催した。

 ひだかフェアは札幌競馬場に来場する競馬ファンに対し、馬産地ひだかの観光や特産品をPRし、ひだか地域への誘客促進を図るイベント。3年ぶりの開催となった。

 ひだかフェアには、日高町、新冠町観光協会、新ひだか町、しずない農業協同組合、浦河町が出展。出展ブースでは、しずない産米万馬券、アスパラガスといった農作物、日高昆布ラーメン、はちみつ、ヨーグルッペ、きく芋茶、三石昆布羊羹、健酵豚キーマカレー、塩こんぶ、寒干しふのり、焙煎ゴマ昆布、鮭・昆布ふりかけ、ピーマンようかん、冠馬クッキー、ばふんまんじゅうなどの加工食品、蹄鉄スタンド、うらかわオリジナルTシャツ、にいかっぷ馬蹄、優駿スタリオンステーションオリジナルグッズといった馬グッズなど、日高特産品を100点以上販売した。日高特産品を1500円以上購買した人には先着100名に日高昆布がプレゼントされた。

 また、日高管内各町の観光パンフレット、体験乗馬施設パンフレット、牧場見学マナー啓発パンフレットなどを配布し、日高の観光をPRするとともに観光マナーの普及と啓発。ひだか地域の観光及び馬産地振興に関するアンケートも実施された。

 ほかにもホッカイドウ競馬の騎手を模擬体験できるVRジョッキー体験や北海道浦河高等学校写真部生徒が撮影した過去の｢BTCフォトコンテスト｣受賞作品を展示。特設エリアを訪れた競馬ファンは総面積1500haを誇る日高育成総合施設軽種馬育成調教場でトレーニングする馬の姿や人馬一体となった姿など、馬産地日高の魅力を豊かに表現した力作に目を奪われた。

 この日の第10競走では日高の名にちなんだ日高ステークスも実施。表彰式では優勝したシャイニーロックの馬主に対し日高軽種馬共同育成公社賞が贈呈された。