JRA日本中央競馬会のサマーセール購買馬が日高育成牧場に入厩
8月31日、JRA日本中央競馬会が北海道サマーセールで購買した1歳馬が、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場に入厩した。
JRAは8月22日から26日までの5日間に渡り、新ひだか町静内神森にある北海道市場で開催された北海道サマーセールにおいて、牡19頭、牝16頭の合計35頭を、総額271,370,000円(税込)で購買。父馬別ではアニマルキングダムが3頭、エスポワールシチー、スワーヴリチャード、デクラレーションオブウォー、ドゥラメンテ、ビーチパトロール、リアルスティール、ワールドエースが2頭、アジアエクスプレス、アルアイン、エスケンデレヤ、オルフェーヴル、キンシャサノキセキ、ケープブランコ、サトノアレス、シニスターミニスター、シルバーステート、スズカコーズウェイ、ディーマジェスティ、ディスクリートキャット、ネオユニヴァース、バゴ、ビッグアーサー、ホッコータルマエ、マインドユアビスケッツ、マジェスティックウォリアーが1頭になる。
そのうち牡15頭、牝14頭の合計29頭を日高育成牧場で管理することになり、各飼養先から馬運車に乗って移動してきた29頭は、日高育成牧場職員による歩様検査、メディカルチェック、マイクロチップ検査、馬体重測定、採血などを経て用意された馬房へ入った。
購買を担当したJRA馬事部生産育成対策室の秋山健太郎氏は「狙っている通りには全部買えませんでしたが、希望した馬を買えたのでよかったです。今回の購買にあたっては、来年のブリーズアップセールでお客様に選んでいただけるように、新種牡馬の産駒も織り交ぜながら、バラエティに富んだラインナップにしようと望みました。5日間を振り返ってみますと、ダート血統の馬が平均的に金額が上がって非常に買いにくかった印象を受けました。JRAとしてはサマーセールとセプテンバーセールを合わせて50頭の購買を予定していましたので、それぞれのセールの上場頭数から、今回のサマーセールで35頭、セプテンバーセールでは15頭の購買を予定しています。どちらのセールも盛り上げていきたいと考えております」と意欲を見せた。