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レックススタッドにストラクターがスタッドイン

  • 2022年08月24日
  • 雨のなか、元気な姿でスタッドインしたストラクター
    雨のなか、元気な姿でスタッドインしたストラクター
  • 性格も素直でおとなしく扱いやすいという
    性格も素直でおとなしく扱いやすいという
  • 2019年BCジュヴェナイルターフ(G1)優勝馬
    2019年BCジュヴェナイルターフ(G1)優勝馬

 8月16日午前9時頃、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに、来年から種牡馬として供用を開始するストラクターが、元気な姿でスタッドインした。

 ストラクターは牡5歳の鹿毛。父がパレスマリス、母がミスオールウェイズレディ、母の父がモアザンレディというアメリカ産馬で、2018年のキーンランドセプテンバーイヤリングセールにおいて、160,000ドルで落札された。

 ストラクターの競走成績は4戦3勝。2019年8月のデビュー戦で初勝利。2戦目のピルグリムS(G3)で重賞初制覇を飾った。続くBCジュヴェナイルターフ(G1)は中団追走から直線鋭く抜け出してゴール。デビューから無傷の3連勝でG1タイトルを獲得した。

 父パレスマリスは半弟に阪神大賞典(G2)2着のアイアンバローズ、ホープフルS(G1)2着のジャスティンパレスがいる血統。競走成績は19戦7勝で、2013年のベルモントS(G1)、2014年のメトロポリタンH(G1)、2014年のガルフストリームパークH(G2)、2014年のニューオーリンズH(G2)、2013年のジムダンディS(G2)、2014年のウエストチェスターS(G3)と重賞6勝を挙げている。代表産駒にはストラクターのほか、リズンスターS(G2)優勝のミスターモノモイ、ジェフルビーS(G3)優勝のライクザキング、チャールズタウンオークス(G3)優勝のフライオンエンジェルなどがいる。日本ではアクイールがJRAで1勝している。

 事務局は「本来ならば今年の春から種牡馬として供用する予定でしたが、来日が遅れたため来年から種牡馬入りすることになりました。5月末に日本にきました。BCジュヴェナイルターフ(G1)優勝馬が日本で種牡馬入りするのは初めて。パレスマリスの産駒が日本で種牡馬入りするのも初めてとなります。気性も穏やかで扱いやすいです。なかなかの好馬体の持ち主です。仕上がりの早さやレースで見せたスピード、瞬発力を産駒に伝えてほしいですね」と話した。来年度の種付料は決定次第発表される。