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優駿スタリオンステーションにケイティブレイブがスタッドイン

  • 2022年08月09日
  • スタッドインしたケイティブレイブ
    スタッドインしたケイティブレイブ
  • 元気な姿で優駿スタリオンステーションに到着した
    元気な姿で優駿スタリオンステーションに到着した
  • アドマイヤマックスの貴重な後継種牡馬になる
    アドマイヤマックスの貴重な後継種牡馬になる

 8月1日午前10時頃、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションに、来年から種牡馬として供用を開始するケイティブレイブが元気な姿でスタッドインした。

 牡9歳のケイティブレイブは、父がアドマイヤマックス、母がケイティローレル、母の父がサクラローレルという血統。新ひだか町東静内にある岡野牧場の生産馬で、一族には2010年のアイビスサマーダッシュ(G3)を制覇したケイティラブ、2004年のきさらぎ賞(G3)などを制覇したマイネルブルック、2000年、2001年のガーネットS(G3)、1999年の北海道スプリントC(G3)、2000年の朱鷺大賞典(G3)、かしわ記念(G3)、群馬記念(G3)、黒船賞(G3)、2001年のとちぎマロニエC(G3)などを制覇したビーマイナカヤマ、名種牡馬ウッドマン、日本でも供用された種牡馬ではヒッティングアウェー、アサティス、ダッパーダン、ニューイングランド、リズムなどがいる。

 ケイティブレイブの現役時代は、瀧本和義氏の所有馬として競走生活を送り、栗東の目野哲也厩舎、栗東の杉山晴紀厩舎、美浦の清水英克厩舎で管理され、競走成績は46戦12勝2着10回3着6回。2016年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)で重賞初勝利を飾ると、2016年の白山大賞典(Jpn3)、浦和記念(Jpn2)も制覇。2017年には名古屋大賞典(Jpn3)で4つ目の重賞勝利を手にし、帝王賞(Jpn1)で初めて大きなタイトルを獲得した。2018年は京都競馬場で行われたJBCクラシック(Jpn1)のほか、川崎記念(Jpn1)、ダイオライト記念(Jpn2)、日本テレビ盃(Jpn2)に優勝。2019年は浦和記念(Jpn2)に優勝した。

 優駿スタリオンステーションでは「競走馬登録を抹消してからゆっくりと休養をしていたので、とても良い状態でスタッドインしました。現役時代は10の重賞に勝つなど長くダートの重賞戦線で活躍して一時代を築いてくれました。アドマイヤマックスの貴重な後継種牡馬として頑張ってほしいとおもいます。来年の種付シーズンまで時間もあるのでしっかりと準備をしていきます」と話した。来年の種付料は決定次第発表される。