門別競馬場でびらとりDayが行われる
8月3日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、ホッカイドウ競馬「びらとりDay」が行われた。
びらとりDayは今年で7回目。平取町の基幹産業のひとつである競走馬生産や平取町の名産品、観光施設などをPRすることを目的に、平取町、平取軽種馬生産振興会らが中心となって2016年から行っている恒例イベントである。
この日、門別競馬場では入場門入口でびらとり和牛やトマトジュースが当たる抽選会を実施。とねっこ広場では平取町アイヌ工芸伝承館ウレシパのPRブースや平取町特産品を販売する物販ブースが並んだ。
第1競走は平取和牛導入60周年記念賞として、第2競走は平取中応援ファンファーレ賞として、第3競走は「びらとり黒豚」賞として、第4競走はびらとり温泉美味い宿ゆから賞として、第7競走はサマーセール平取産馬応援特別として実施。9競走からは協賛競走となり、平取町軽種馬生産振興会特別、平取町「義経神社」特別、JAびらとりニシパの恋人特別、平取町杯「平取すずらん」特別の順で実施された。
各競走の発走前には場内のモニターやゴール板前の大型ビジョンで、それぞれの競走名の由来になった、平取町を流れる日本一の清流として知られる沙流川、質の良い温泉と地元緒食材を使用した料理が評判のびらとり温泉上手い宿「ゆから」、平取町のブランド豚として知られるびらとり黒豚、8月22日から新ひだか町静内神森の北海道市場で開催される北海道サマーセールに上場される平取町産馬、平取町の史跡のひとつとして知られる義経神社、日本一の出荷量を誇るびらとりトマトやその加工品をブランド化したニシパの恋人などを紹介。平取中学校吹奏楽部も競馬場に訪れ、第11競走本場馬入場後にはウィナーズサークルにおいて楽曲を披露、第12競走発走前には検量棟前においてファンファーレ生演奏を披露し、びらとりDayを盛り上げた。
また、メイン競走の発走前には、遠藤桂一町長がスタジオゲスト出演し「びらとりDayは町民の皆さまに軽種馬に関心を持ってもらおうと、平取町軽種馬生産振興会が中心となって各関係機関の協力を得て2016年から開催しております。第1レースから最終レースまで、平取町にちなんだレース名を行っています。今年もコロナの影響で通常通りにはなりませんでしたけれど開催しました。
平取町はこの競馬場がある日高町の隣町に位置します。札幌からでも車で1時間半、新千歳空港からでも1時間という立地です。軽種馬の生産はもちろん盛んですが、そのほかにも平取町の特産品でもあります、びらとりトマト、平取和牛、びらとり黒豚などにも力を入れております。トマトの生産は今年で50周年を迎えて今では40億円を超える生産高になっています。平取和牛も取扱高が10億円を超えております。本当に先人の努力でここまで来ました。さらにびらとり温泉もありますし、アイヌ文化の振興にも力を入れております。ぜひお立ち寄りいただければうれしいです。今後も町としてホッカイドウ競馬を盛り上げていきたいと考えております」と話した。
その遠藤町長がプレゼンターを務めたメイン競走は、1年10か月ぶりに復帰したスーパーステションが逃げ切り勝ち。2020年の瑞穂賞以来の勝利を収めた。